「発酵食=無添加」は本当? 添加物の真実と自然な食の選び方を発酵教室での体験から

その他

「発酵食=無添加」と思っていませんか?

実は必ずしもそうではないんです。

添加物の本当の影響や、食の安全性について、

発酵教室での実体験をもとにわかりやすく解説します。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

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発酵食は無添加?生徒さんの素朴な質問から見えてきたこと

 

「添加物は体に悪いんですよね?」
「発酵食は無添加ですか?」

先日、私の発酵教室に来てくれた生徒さんから、こんな質問をいただきました。

発酵食=体に良い=無添加。

そんなイメージを持っている方はとても多いのですが、

実は断言はできないんです・・・

 

「うーん、発酵食って全部が無添加とは限らないんですよ」

 

そう答えながらも、私の中にモヤモヤが残ったのです。

私たちは”イメージ”で食べ物を選んでいないだろうか?

安全で優しい暮らしのために、今一度、

「無添加とは?」「発酵食とは?」

を一緒に見直してみませんか?

 

無添加とは?そもそも「添加物」ってなんだろう

 

食品添加物の基本を知ろう

食品添加物とは、食品の製造や保存、味や見た目を整えるために使われる

化学的・天然由来の物質です。

 

代表的なものには、保存料、着色料、甘味料、酸化防止剤、香料などがあります。

一見便利なように思えますが、添加物の中には、

長期的に摂取することで健康に悪影響を及ぼす可能性があるものも存在します。

特に子どもや妊娠中の方、アレルギー体質の人には注意が必要です。

 

「無添加」の表記に潜む誤解

ここで気をつけたいのが、「無添加」という言葉のあいまいさです。

たとえば「保存料無添加」と書かれていても、

他の添加物(香料や着色料など)は使われていることが多々あります。

 

つまり「無添加=添加物ゼロ」ではないのです。

 

また、「天然由来の添加物」は無添加と誤認されやすく、安全と思われがちですが、

体にとって刺激になることもあります。

 

だからこそ、私たち消費者がしっかりと”見極める目”を持つことが大切なのです。

 

発酵食と添加物の関係

 

本来の発酵食は「無添加」だった

伝統的な発酵食品は、保存や旨味の向上を目的に、微生物の働きを利用して作られてきました。

ぬか漬けや味噌、納豆、醤油などがその代表です。

昔ながらの作り方では、塩・水・米・大豆など、シンプルな材料と時間、手間が基本。

このような発酵食品は、まさに無添加でありながら、保存性も高く、体にも優しいものでした。

 

でも今は…? 市販の発酵食品に注意!

現代のスーパーで売られている発酵食品の多くは、発酵期間を短縮するために、

人工的に酵素を添加したり、味を調えるために化学調味料が使われていたりします。

 

「発酵食品」と書いてあるからといって、すべてが無添加であるとは限らないのです。

むしろ、大量生産・大量消費の中で、”発酵食品風”の加工食品が増えているのが現実です。

 

例えば、即席の漬物や味噌風調味料などは、添加物まみれで発酵の面影もないことも。

だからこそ、「発酵=安心」と決めつけず、商品選びの目を養う必要があります。

 

じゃあどう選ぶ? 無添加・安心な発酵食との向き合い方

 

自分で作るのが一番の安心

一番安心できるのは、やっぱり手作りです。

私自身も、自分で味噌を仕込み、お醤油を育て、季節の果物で酵母ジュースを作ることを続けています。

「大変ですね」とよく言われますが、

発酵は“待つ”ことが基本。

 

仕込んでしまえば、あとは自然に任せるだけです。

季節の移ろいや菌の働きを感じる時間は、まさに”自然とともに暮らす”感覚そのもの。

発酵食づくりは、ただの食事づくりではなく、

私にとって心と体を整える自然の「暮らしのリズム」でもあります。

 

市販品を選ぶときのコツ

とはいえ、すべてを手作りするのは現実的ではありません。

そこで、市販の発酵食品を選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。

  • 原材料表示をチェック(できるだけ少ないものが◎)
  • 「〇〇風」「即席」などの言葉に注意
  • 「天然醸造」「国産原料使用」などの表記を参考に

 

特におすすめは、昔ながらの味噌蔵や地元の発酵食品メーカーが出している商品。

直接生産者とつながる機会があれば、なお安心です。

 

発酵を学ぶことは、食を学ぶこと

 

私の教室で大切にしていること

私の発酵教室では、単に「作り方」を教えるだけではなく

「なぜそうしているのか」という背景も伝えるようにしています。

 

発酵を学ぶということは、素材と向き合い、体の声を聞く力を育てること。

情報に振り回されずに、自分の感覚で

「これはいい」

と思える食べ物を選べるようになってほしいと思っています。

そんな想いで日々レッスンを行っています。

 

発酵を通して、人生が豊かになる

発酵食を取り入れると、まず食卓が変わります。

それは、体調の変化だけでなく、心の落ち着きや、家族との会話の時間の質にも表れてきます。

「食べること=生きること」

自分の体に必要なものを選び、丁寧にいただく暮らしは

自然と人生を豊かにしてくれるものだなあ、と感じています

 

まとめ|イメージに流されない「本物の食」を見極める目を

 

「発酵食=無添加」というのは、必ずしも正解ではありません。

添加物はすべて悪ではありませんが、知らずに摂取し続けるのはやっぱり怖い印象です。

 

だからこそ、正しい知識と、自分の感覚を信じる力が必要です。

無添加で安心な食を選ぶには、まず”学ぶ”こと。

そして、ほんの少し”手をかけること”。

発酵食を取り入れるということは、その入り口として

とてもいいなあ、と思っています。

 

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発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

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