手作り発酵食品|発酵の種類ってどういうのがあるの? パン・味噌・醤油まで

田舎暮らし

手作り発酵食品って難しそう?

パンや味噌、醤油、漬物など、家庭でも発酵食を取り入れられます。

発酵の基本から種類、実際に作っている体験談までご紹介します。

自然な暮らしを楽しみたい方や発酵初心者さんにおすすめ!

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

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手作り発酵食品のを作ろう

発酵って、ちょっと不思議で魅力的な世界。

私は発酵教室を開催していますが、いろいろ作っていく中で

生徒さんに疑問が生まれてきます。

 

先日いただいた質問は

「発酵っていろんな種類があるんですか?」

という素朴な疑問でした。

 

味噌、ヨーグルト、お酒、漬物、チーズ、パン……

発酵させて作るものにはいろいろな種類のものがありますね。

種類も違えば味も香りも違う。

とっても良い質問です!

 

私は日々の暮らしの中で、パン、味噌、お醤油、お酢、漬物、麹調味料など、

さまざまな発酵食品を手作りしています。

今回は、そんな実体験をまじえながら、

「手作り発酵食品」のお話をしてみたいと思います。

 

 

発酵とは?手作り発酵食品を楽しむための基本

発酵と腐敗の違い

まず、よくある誤解から。

「発酵と腐敗って何が違うの?」という疑問、

これも教室でよく出る質問です。

どちらも微生物の働きによる変化ですが

 

発酵は人間にとって“有益”な変化

腐敗は“有害”な変化

 

と考えるとわかりやすいです。

 

つまり、納豆やヨーグルトは発酵。

腐った魚やカビたパンは腐敗。

どちらも菌の働きで起こりますが、

その結果が人にとってプラスかマイナスかで分かれるんですね。

 

発酵の種類と代表的な菌の働き

発酵にはいくつか種類があります。たとえば

  • アルコール発酵(例:日本酒、パン)
  • 乳酸発酵(例:ぬか漬け、ヨーグルト)
  • 酢酸発酵(例:お酢、果実酢)

それぞれに関わる微生物が違い、環境や材料によっても働き方が異なります。

この違いを知ることで、自分の作る発酵食品もぐっと楽しくなりますよ。

 

私の暮らしにある発酵

私が実際に日々作っている発酵食品は、以下のようなものです。

  • 天然酵母パン(フルーツ酵母や酒種を使います)
  • 手作り味噌(毎年冬に仕込みます)
  • 自家製お醤油(少し長期熟成型です)
  • 果実酢
  • 塩麹・醤油麹など麹調味料

 

それぞれの発酵がもたらす香り、味、色の変化を日々観察するのが醍醐味。

 

手作りできる発酵食品の種類

毎日食べたくなる!手作り味噌

味噌は、私にとって発酵の入り口でした。

材料はとてもシンプル。

大豆、塩、麹だけ。

それなのに、仕込みから熟成までの時間がつくる“深み”が、毎年違うんです。

だから、同じレシピでも全く同じ味噌にはならない。

それがまた面白い。

 

仕込みの時期は毎年1〜2月。寒い時期に仕込むことで、

雑菌の繁殖を抑えながらじっくり発酵が進みます。

 

酵母パンもほったらかしでできる

パン作りには酒種やフルーツ酵母を使っています。

生きている酵母が生地を膨らませてくれる様子は、まるで魔法のような感覚。(何年やっても不思議な感覚があります)

温度や湿度でふくらみ方も変わるので、いつも

「今日はどんな風になるだろう?!」

とドキドキします笑

 

基本的に私がお勧めしているのは

ほったらかしパン。

 

自家製酵母ならではのほったらかして発酵させる

長時間発酵

 

これがとっても美味しいのです。

発酵のピークを見極めるには、何度も失敗して体で覚えるのがいちばんですが、

講座生の方はあっという間に

らくらく酵母起こしができるようになっちゃいます♪

 

 

醤油・お酢も自分で作れる?

「えっ、醤油もお酢も家で作れるんですか?」と驚かれることも多いですが、

できます!

 

時間はかかりますが、素材を選び、手をかけることで、

市販品にはない優しい味わいが楽しめます。

 

どちらも基本的には長時間寝かせて作ります。

 

ちょっとハードルが高い?!

と思ったらお醤油の代わりに

麹をベースにした「醤油麹」もおすすめです。

 

 

漬物や発酵調味料も日常に

乳酸発酵のぬか漬けや、塩麹・醤油麹などの発酵調味料も、

実はとても作りやすくて続けやすいもの。

冷蔵庫で管理できるので、忙しい方でも挑戦しやすいです。

毎日の食卓にちょこっと添えるだけで、風味や栄養がぐんとアップします。

 

発酵を手作りするということは、菌の働きと“共生”すること。

季節や気温によっても様子が変わるから、まさに「自然と暮らす」感覚です。

 

発酵は“知識”よりも“体験”が大事

教室でもお伝えしていますが、発酵は本やネットの知識だけでは深まりません。

実際に触って、匂いをかいで、失敗もして、少しずつ「感覚」で覚えていくのが本当の学び。

だから私は、頭で覚えるのではなく

どんなに上手にできなくても「やってみる」ことを大事にしています。

 

手作り発酵食品は、特別なことではありません。毎日の中に自然に取り入れられるもの。

まずはひとつ、味噌でも、塩麹でも、気になったものから始めてみてください。

きっと、毎日の食卓が少し楽しく、少し豊かになりますよ ^ ^

 

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発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

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