食の安全を守りたいけど、お金も時間もない…。
そんな悩みに寄り添いながら、
無理なく始める無添加
自然食の工夫
を、体験談をもとに紹介。
都会でもできるリアルな方法とは?
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
食の安全に対する「諦め」の声から見えた現実
先日、私が主宰している発酵教室で、こんな会話が出ました。
「安全な食事をしようと思っても無理ですよね。お店には添加物が入ったものばかりで、野菜も新鮮なものがない。」
「カット野菜っておいしくないよね!」
「安いお惣菜は素材の香りがしない…」
「安いんだから品質を求めちゃダメでしょ」
うんうん、わかる。
と頷く方が多く、みんなあっという間に
「食の安全って結局無理なんじゃない?」
という空気に包まれました。
私自身も、かつては都会で働きながら、同じように思っていたことがあります。
「仕事で忙しいし、時間もない。お金持ちにならないとオーガニックは無理なのかなー」と。
でも、田舎に移住し、発酵や自然食と本気で向き合うようになってから
少しずつ見方が変わってきたのです。
なぜ「安全な食事」が手に入りにくいのか?
安さと便利さの裏にあるもの
私たちが日々スーパーで目にするお惣菜や加工食品。
それらの多くには、保存料・着色料・香料・甘味料など、
多くの食品添加物が含まれています。
なぜか?
それは「安く」「便利に」「長く日持ちする」食品を作るためです。
たとえば、コンビニのおにぎりが数日持つのも、
外見がいつも同じで美味しそうに見えるのも、
添加物のチカラによるもの。
もちろん、すべての添加物が即座に体に悪影響を与えるわけではありません。
でも、日々積み重なるとどうでしょう?
子どもたちの身体や、未来の自分に、どんな影響があるか分からない。
基本、私は
「わからないものは使いたくない」
という思いがあります。
だからこそ、”意識的に選ぶ”ということがとても大切だと思うのです。
食品ラベルは“安全のヒント”
「食の安全」を考えるとき、まずできるのが食品表示を見る習慣です。
例えば、
「原材料:キャベツ、にんじん、酢、砂糖、食塩、調味料(アミノ酸等)」
というラベルを見たとき、
「調味料(アミノ酸等)」という部分が実は添加物を含んでいます。
こうした表示に慣れてくると、
「これはなるべく避けようかな」
と判断できるようになります。
まずは“避けたい添加物”を知ろう
- 亜硝酸ナトリウム(発色剤)…ハムやソーセージなどに使用
- アスパルテーム(人工甘味料)…カロリーゼロの飲料などに使用
- タール系色素(着色料)…お菓子や清涼飲料水に
これらを毎日避けるだけでも、身体への負担はぐっと減ります。
じゃあどうすればいいの?無理なく始める“食の安全”の工夫
「でも全部無添加にするなんて無理!」って思っていますか?
私も最初はそう思っていました。
ここでは、忙しくても・お金がなくてもできる、小さな工夫を紹介します。
忙しくてもできる「買い物」の工夫
- 原材料が少ないものを選ぶ
- 原材料表示がシンプルなものは、添加物が少ない傾向があります。
- 冷凍野菜や乾物を活用する
- 時間がない時でも、冷凍ブロッコリーや乾燥わかめは便利で無添加のものも多いです。
- 「無添加」「有機JAS」マークを目印にする
- 高級スーパーでなくても、探せば近所のスーパーにも良品があります。
都会でもできる「手作り」の小さな一歩
都会で暮らしていると、「手作り=時間がかかる」と思いがち。
でも、塩麹や甘酒などの発酵調味料は、一度仕込んでおけば冷蔵庫で何日も保存できます。
私のおすすめは「塩麹チキン」。
鶏肉を塩麹に漬けて焼くだけで、驚くほどやわらかく旨みがアップします。
*塩麹チキンの作り方はこちらから
また、「ぬか床」を冷蔵庫に常備しておけば、
野菜を切って入れるだけで立派な副菜ができます。
」
家にあるもので「作り置き」
- 週末に**味噌玉(即席味噌汁のもと)**を仕込んでおく
- 大豆を茹でて冷凍保存 → サラダや煮物に使い回し
- 野菜の皮や芯で出汁をとる「ベジブロス」活用
どれも難しいことではありません。
習慣にしてしまえば、自然と無添加生活に近づいていきます。
「田舎だからできる」は本当?都会でも自然食はできる
私が田舎に移住した理由の一つは、
「自分の食べるものはできるだけ自分で作りたい」という気持ちがありました。
でも、発酵教室で出会う多くの方は、今も都会で暮らしています。
私も今でも田舎と都会を行き来しています。
彼女たちが実践していることは、決して特別なことではありません。
- 自然食品店や無添加スーパーを月1でまとめ買い
- ネット通販で無添加調味料をまとめて注文
- 時間のある時に下ごしらえして冷凍
つまり、食の安全は「環境」より「習慣」。
“選ぼう”という意識さえあれば、場所に関係なく取り組めるのです。
そして大事なことは
完璧じゃなくていい!
私も外食をするし、忙しいときは買ってくることもたくさんあります。
でも、”少しでも体にやさしいものを選びたい”
という気持ちは常に持っています。
まとめ:私たちは選べる。小さな工夫が大きな安心へ
「安全な食事なんて、どうせ無理…」と悲観的にならなくて大丈夫です。
少しずつでいいんです。
- 買い物の時に食品表示を見る
- 時間がある時に手作りしてみる
- 添加物をちょっと意識してみる
こうした積み重ねが、未来の身体作りにやがて影響してくるのだと思っています。
そして、発酵や自然食の知恵は、その“手助け”をしてくれます。
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