「外食ばかりだと、なぜか飽きてしまう…」
それって味が濃いから?それだけだはないんです。
飽きない家庭の味には、愛情や季節の変化、
体調への気遣いといった“見えない工夫”がたくさん。
自然な食事や発酵食のある暮らしに興味がある方に、
体験談を交えてわかりやすく紹介します。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
外食が飽きるのはなぜ?家庭の味が恋しくなる理由と自然な食卓の魅力
外食はなぜ飽きるのか?その理由を考える
「外食って美味しいけど、なんだか飽きるよね…」
そんな会話を、ある発酵食のレッスン中に生徒さんと交わしたことがあります。
誰もがうなずくこの感覚、
一体なぜでしょうか?
外食の味は“安定している”からこそ飽きる
外食の多くは、味を“均一”に保つことが求められます。
なぜなら、飲食店では「いつ来ても同じ味」が信頼に繋がるからです。
定食屋さんの味が日によってバラバラだったら、クレームの嵐かもしれません(^_^;)
でもこの“安定”こそが、飽きる原因でもあるのです。
どれだけ美味しくても、毎回同じだと「感動」や「変化」がなくなってしまう。
これが、外食に飽きてしまう根本的な理由です。
味付けの濃さ・油っぽさに潜む共通点
また、外食の味付けは比較的濃い傾向があります。
塩分や糖分、油を多く使って「美味しさ」を演出していますが、
これが繰り返されることで、身体が拒否反応を示すことも。
「お弁当は揚げ物ばかりで油っぽい」
「何を食べても味が同じように感じて、もういいや、ってなってしまう」
これは、実際にレッスンで生徒さんから出たリアルな声です。
美味しさの裏には、身体が本能的に感じ取る
「飽き」
が潜んでいるのです。
便利だけど「身体が欲していない」食事?
忙しい現代人にとって、外食はとても便利。
でも、手軽さと引き換えに「身体が本当に欲している味」からは、
少し離れてしまっているのかもしれません。
家庭の味が飽きない理由とは?
一方で、家庭料理に「飽きる」という感覚を持つ人は少ないですよね。
それは、こんな理由があるからです。
調味料は目分量。毎回ちょっとずつ違う味
家庭での料理は、大抵が目分量。
特にお母さんの料理は「だいたいこのくらい」の感覚で作られています。
実際、私の実家では母が一升瓶の醤油をドボドボと入れている光景が日常でした(笑)。
その結果、毎回ほんの少しずつ味が違う。
これが「飽きない」大きな要因です。
気候や体調に合わせた“自然な調整”
家庭料理には「今」の状態を映す力があります。
・今日は暑いから、塩分を少し多めに。
・風邪気味だから、消化にいい薄味で。
そんなふうに、家族の体調や季節の変化に合わせて
自然に味が調整されるのが、家庭の食卓。
こんなこと外食ではできませんね。
食卓に込められた、つくる人の愛情と工夫
そして何より、家庭の味には“つくる人の想い”が込められています。
誰かの健康を思い、喜ぶ顔を想像して作られる料理は、
ただの栄養補給ではありません。
それはまさに「心を満たす食事」。
その想いが、家庭料理を飽きさせない最大の理由かなって思わずにはいられません。
実体験:私が家庭料理のすごさに気づいた瞬間
ラジオの中の会話から始まった気づき
ある時、ラジオを聞いていて
「家庭の味」の話をしていたんですね。
その時に「家庭の味は安定しないから飽きないんだよね」→マズイ時も含め!
という話題で盛り上がっていました。
その時は、私の作る料理のことを想像しながら
(うん、あるある、この前、味が濃くて家族に大不評だったなあ)
なーんて苦笑しながら聞いていました。
ある日のレッスンで、生徒さんと「なんで外食は飽きるのか?」という話題になったとき、
ふとその時の会話がよみがえり、自分の中で答えが見つかりました。
「家庭料理って、大ざっぱだから飽きないんだ!」
その一言に、生徒さんたちも「なるほど〜!」と納得の表情。
「実家のお母さんの味」が忘れられない理由
私自身、実家の母の料理が今でも忘れられません。
適当で、時には味が濃すぎたり薄かったり。
でも、その“ぶれ”があるからこそ、
「ああ、今日はちょっと違うな」と感じながらも飽きずに食べられる。
その日の気分や体調にピタッと寄り添ってくれる、
そんな料理こそ「家庭の味」なんだと改めて実感しました。
安定しない=魅力!飽きない食事の原点
飲食業界では「安定=正義」かもしれませんが、
家庭料理においては「安定しないこと」がむしろ魅力。
毎回微妙に変化があって、家族の状態に合わせて進化する——。
それが、飽きない食卓の秘密です。
自然な食事が心と体に与える変化
家庭料理×発酵食の力
家庭料理に発酵食を取り入れると、その力はさらに広がります。
・味噌汁の味が、毎回微妙に違う
・ぬか漬けの発酵具合も、その日の気温で変化
こういった“自然の変化”が生きたまま食卓に上がる!
それこそが、自然な食事の魅力です。
“家庭でつくること”の意味を見直そう
家庭料理は「手間がかかる」と思われがちですが、
そのプロセスこそが豊かさ。
・何を食べたいか考える
・素材を選ぶ
・切る、煮る、味わう
こうした一連の流れの中に、
暮らしのリズムや「今ここ」の感覚が詰まっています。
自然派の暮らしがもたらすリズムと安心感
毎日が忙しく、変化の多い現代だからこそ、
食卓に「ゆらぎ」や「余白」があることが大切。
自然と共に生きる暮らしのように、心と体を整えてくれるのです。
まとめ:外食に飽きる理由=“変化がない”から。家庭の味の魅力を見直そう
私たちが外食に飽きてしまうのは、
味やスタイルに「変化」がないから!
逆に、家庭の味にはその日その瞬間ごとの変化があり、愛情が込められています。
微妙な変化、季節の味、体調との相性。
これらが重なることで、飽きない「生きた食事」が生まれます。
では逆に「飽きない食卓づくり」とは?
と考えた時、
・季節の野菜を取り入れる
・味噌や醤油など、発酵調味料を使う
・体調や気候に合わせて味を調整する
そんな小さな工夫が、飽きない家庭料理をつくることなのかな、と思います。
外食や加工食品に囲まれた時代だからこそ、
毎日変化がある(!)手作りの家庭料理は何よりも贅沢。
家庭の味こそ、今こそ見直すべき“贅沢”なんですね。
もっと学びたい方へ:発酵・自然食を深める暮らしの一歩
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