発酵暮らしで変わる食育のカタチ|子どもに本当に教えたい「食べ方」と生き方

田舎暮らし

発酵暮らしは単なる健康法ではなく、

生き方そのもの。

 

子どもに伝えたい「食べ方」の本質と、

発酵食が育む心と体の豊かさを体験談とともに紹介します。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

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発酵暮らしが教えてくれた「食べ方」の本質

「親が子どもに本当に教えなくてはいけないことって、何だと思いますか?」

ある日、講座生さんと話していた時に、こんな話になりました。

「しつけ?」

「あいさつ?」

「人に迷惑をかけないこと?」

「ポジティブマインド?」

——いろんな意見が出ましたが、私が思う答えはと言うと・・・

 

これは、ある講演を聞きに行った時、私も教えてもらったお話です。

その時、なるほどー!と心の底から納得したのでした。

 

それは 「食べ方」 です。

 

親が子どもに本当に教えるべきこととは?

動物の世界では、

親が子どもにまず教えるのは

 

「どうやって食べるか」

 

獲物の捕まえ方や食べ方は、生きるための基本。

人間も同じはずなのに、現代では「食べ方」を深く教える機会が減ってきました。

 

「しつけ」より大切な“生きるすべ”

しつけや礼儀はもちろん大切。

でも、その前に“生きるすべ”を身につけることこそが、生涯の土台になるのです。

私は、発酵暮らしを通してそのことを実感しました。

 

動物としてのヒトと食べ方の関係

人間も動物です。

どんな食べ物を選び、どう口にするかは、心と体の健康に直結します。

ところが現代は、コンビニやスーパーで簡単に食べ物が手に入るため、

「食べる」という行為の背景や意味を考える機会が減っています。

 

 

3歳までの味覚が一生の記憶になる、とも言われることもあります。

小さい頃食べた味を今でも思い出すのは、そういったことからなのですね。

(ちょっと記憶の中で美化されているような感覚もありますが。

実際に今、その時の味を食べてみると大したことなかった・・・とか ^ ^;)

 

そういった記憶も含めて、「何を選んで口にするか」「どう食べていくか」によって

その後の心と身体に大きく影響するのは間違いありません。

 

野生動物から学ぶ、生きるための食の知恵

野生の動物は、本能で自分の体に合う食べ物を選びます。

それは環境と調和した生き方です。

発酵暮らしもまた、人間が自然と共に生きる知恵を思い出させてくれるなあ、と感じるのです。

 

発酵暮らしと食育の深い関係

発酵食は、単なる健康食品ではありません。

時間をかけて育まれるその過程は、命の営みそのもの。

だからこそ、子どもへの食育にも深く関わってきます。

 

発酵食が育む「心の免疫力」

腸は“第二の脳”とも呼ばれます。

発酵食で腸内環境が整うと、免疫力だけでなく、心の安定にもつながります。

子どもの情緒や集中力にも影響が出ることが研究でも分かってきました。

 

心と腸はつながっているという事実

例えば、甘酒やぬか漬け、味噌汁を毎日の食事に取り入れるだけで、

気持ちの浮き沈みが穏やかになったという声もあります。

これは発酵暮らしならではの恩恵ですよね。

 

発酵暮らしは家庭で始められる食育なのかな、と思うことがあります。

食育というと大げさに聞こえるかもしれませんが、家庭での小さな習慣がそのまま食育になります。

 

忙しい家庭でもできる発酵習慣の作り方

・朝食に手作り味噌の味噌汁を加える

・ぬか床をかき混ぜる姿が台所で見かけられる

・塩麹や甘酒を調理に普段使いしている

 

こうした日常の積み重ねを見せることによって、子どもの中に

「自然と調和した食べ方」

を根付かせるのでは、思っています。

 

私が発酵暮らしに出会って変わったこと

市販食品中心の生活からの転機

若い時の私は、市販食品や外食が中心の食生活でした。

劇団にいた頃は稽古とアルバイトに明け暮れていたので

どうしてもコンビニやスーパーのお惣菜に頼ってしまいます。

便利でおいしいけれど、体の疲れや気持ちの乱れが続く日々…。

 

そんな時、ある講演で

「本当に子供に教えなくてはいけないことは?」

という話を聞き、衝撃を受けました。

 

講演で気づいた「食べ方を教える意味」

それは「命をどう扱うか」を教えることでもあるのです。

食べ物は命をいただくこと。

発酵暮らしは、その命を大切にしながらいただく方法だと知りました。

 

家族の食卓と健康の変化

田舎暮らしを始めてから、勉強したマクロビオティックを参考にしながら

ベジタリアン生活を送るようになりました。

そうして家族の健康状態が明らかに変わりました。

風邪をひきにくくなり、肌の調子も改善。

子供のアレルギーも息を潜めました。

 

夫も変わった、自ら食を選び取るようになった瞬間

夫は若い時から、ジュースを片手に歩いているような人でした。

スナック菓子やラーメン好き。

結婚してからも自分が欲しいときは、家族分のカップ麺も買ってきて(自分だけだと罪悪感から?)いました。

私は全く買わないので、そんな時子供達は「わーい」といって食べていましたが

私は食べる習慣がないのでそのまま置いておくんですね。

そうすると、いつの間にかなくなっている(!)

聞くと、「食べないから食べた」と言うんです。

いつもこのパターン。私の分も買うけど、結局自分が食べている笑笑

そんなことがよく続いていましたが。

 

しかし、

年月とは偉大です。

 

ある日、夫がスーパーで「これは添加物が多いからやめよう」と言ったのです!

そして、いつの間にかカップ麺を買わなくなりました!!

 

これって、すごいことだな、と。

強く否定しているわけではないけど、普段の暮らしの積み重ねで伝わっているんですね。

 

子どもに伝える発酵的な生き方

食べ方を通して伝えたい人生の姿勢

発酵暮らしは、時間と自然を味方につける生き方です。

急がず、育つのを待ち、変化を楽しむ。

そんな姿勢は、人生そのものにも通じます。

 

自然と調和して生きることの大切さ

自然は常に変化しています。

発酵もまた、温度や湿度、菌の状態によって日々変わります。

子どもがこの変化を感じながら食べることは、柔軟な心を育てます。

 

家庭でできる発酵食の取り入れ方

味噌、ぬか漬け、甘酒から始める入門法

初めての方へおすすめの発酵調味料です。

  • 味噌:初心者でも作りやすく、毎日の味噌汁で活用できる
  • ぬか漬け:季節の野菜を使えば一年中楽しめる
  • 甘酒:砂糖不使用で自然な甘み、子どものおやつにも最適

最初は手づくりにこだわらなくでも大丈夫です。

売っているものでも素材にこだわった美味しいものはたくさんあります。

まずは市販のもので始めると良いと思います。

 

まとめ|発酵暮らしは一生の食育

発酵暮らしは、健康のためだけでなく、生き方そのものを教えてくれます。

子どもにとって「食べ方を教わること」は、一生の宝物になります!

  • 食べ方を教える=生き方を教える
  • 発酵暮らしは家庭でできる最高の食育

まずは身近なところから発酵暮らしを始めてみましょ。

 

 

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発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

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