「本物は腐らない」とはどういうこと?
無農薬の果物が見せてくれた
“自然な命の終わり方”
に驚きと感動。
発酵的な暮らしを通して、
私たち人間の自然体で生きることの意味を考えています。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
本物は腐らない──自然食品と命の終わり方に学ぶ、発酵的な生き方
本物は腐らない──果物が教えてくれた“命のあり方”
以前、山梨県甲府市にある自然食品のお店
「有機村」さんから、
店頭に並べられなくなった果物をいただきました。
見た目は少し黒ずんで固くなっている柑橘類。

でも中を割ってみると、驚くほど瑞々しく、甘く、美味しかったのです。
「もう売り物にはならないけれど、中は全然美味しいんですよ」
そう言って果物をくださった店長さん。
この体験から、「腐らない果物」というテーマが私の中に生まれました。
そして、それはただの果物の話ではなく
人の命のあり方
そして発酵的な暮らしそのもの
とつながっていることに気づいたのです。
外は固くても中は瑞々しい──無農薬果物のふしぎな変化

自然栽培・無農薬で育った果物は、一般的なものとは違った変化をします。
多くの人が「腐る」と思っている状態に向かうのではなく、
ゆっくりと外側が固くなり、中身を守るように変化していくのです。
見た目と中身のギャップに驚く
いただいた柑橘は、一見すると固くて黒ずみ、もう食べられないように見えました。
でも、ナイフを入れると中は瑞々しく、香り高く、まさに
“生きている”果物。
このとき「ああ、本物って、こういうことなんだな」と感じました。
「腐らない果物」があるという事実
市販の多くの果物は、収穫後まもなくカビが生えたり腐敗したりします。
でも、無農薬で、自然な環境で元気いっぱいに育った果物は、
まるで静かに役目を終えようとしているように、皮を固くしていくのです。
そういえば、うちのはっさくも同じような状態になっていました!
全くほったらかし自然栽培で育っています。

この状態を見て
「腐っている」
と判断するのは、私たちの視点に偏りがあるからかもしれません。
人も自然の一部──果物が語る“安らかな最期”
この果物を見たとき、有機村の店長さんが
以前こんなお話をしてくださったのを思い出しました。
「人もね、実は健康であれば、静かに、自然に旅立つことができるんですよ」
健康な命の終わり方
私たちは「病気になって終わる」という考えがあまりにも当たり前になっています。
でも、本来はそうではないのかもしれません。
健やかに日々を重ね、最期は
自然と安らかに眠るように命を終える──そんな姿が本来の
「自然体」
ではないかと、果物が教えてくれたのです。
私自身、幼い頃に“命の終わり”を怖いものだと感じていました。
苦しそう、痛そう……そう思い込んでいたのです。
でも、自然な生き方を重ねるうちに、そのイメージが変わっていきました。
発酵と同じように、
ゆるやかで、静かな変化の中に終わりがあるのだと。

発酵と命の循環──腐敗との違いが教えてくれること
発酵と腐敗のちがい
私たち人間にとって発酵とは、
微生物の働きによって、食材がより豊かに、味わい深く変化していくこと。
腐敗とは、同じく微生物による働きでも、有害なものに変質してしまうこと。
見た目は似ていても、その本質はまったく違います。
自家製酵母パンから感じる「いのちのリズム」

私は普段、自家製酵母でパンを焼いています。
酵母は生きています。
育て方によって、元気になったり、静かになったり。
果物の皮から自然に起こす酵母も、まさに“命そのもの”
無理に操作せず、自然に任せて育てた酵母は、安定して力強く、美味しいパンを焼くことができます。
これは、人の体や心のあり方とも似ている気がします。

発酵的に生きるとは──余計なものを手放し、本質で在ること
「本物は腐らない」という言葉は、食べものだけでなく、私たち自身にも当てはまるのではないでしょうか。
自然に沿って生きる強さ
無農薬の果物や発酵食は、添加物や化学処理に頼らない“本物”です。
時間がかかっても、丁寧に、自然に育ったものは、簡単には壊れません。
人間も同じ。
情報や刺激にあふれる現代でこそ、
シンプルに、自然に、自分らしく暮らすことが
命の力強さにつながるのではないかと感じています。

「発酵的に生きる」とは
・余計なものを取り入れないこと
・急がず、丁寧に暮らすこと
・命のリズムに耳を澄ませること
そんな暮らしの中にこそ、「腐らない自分」を育てるヒントがあると思うのです。

自分の中の“本物”を育てよう──自然に沿った暮らしのすすめ
腐らない果物の話から始まり、自然に命を終えるという考え方、
そして発酵的に生きることの大切さまで──すべてはつながっていると感じます。
「どうやったら腐らない果物になるのか?」ではなく、
「どう生きたら“本物”でいられるのか?」
そんなふうに
日々の食事、暮らしの選び方を考えて行けたらいいですね。
小さな積み重ねが、やがて大きな違いを生むのだと感じます。
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” 森の中で暮らす ”
自家製酵母パン講師が 発酵と暮らしのことを、そっとお話🤫
・自家製酵母パン作りのこと
・発酵食のある暮らし
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