今日は、ちょっと恥ずかしい…でも、
どうしても皆さんにお伝えしたい
「失敗から生まれた絶品スイーツ」
のお話をシェアしたいと思います。
料理やパン作りをしていると、
「あ!分量を間違えた!」
「手順を飛ばしちゃった…」
なんて冷や汗をかく瞬間、ありませんか?
実は私、先日開催した「手作りこんにゃくワークショップ」の裏側で
まさにその大失敗をやらかしてしまったんです。
「こんにゃくが固まらない…!どうしよう、捨てるしかない?」
そんな絶体絶命のピンチから生まれたのが
まさかの絶品「こんにゃくゼリー」でした。
失敗だと思っていたものが、
もしかしたら世界に一つだけの新しい美味しさに変わるかもしれません!
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
毎朝メールより音声配信をしています。
このお話を音声で聞きたい方はこちらから
手作りこんにゃくが固まらない!失敗から生まれた奇跡の「絶品ゼリー」救済エピソード
教室の裏で起きた冷や汗事件?こんにゃく作りの失敗談
グロテスクな芋から生まれる「白い宝石」の感動
先日、東京で「こんにゃく芋からこんにゃく作り」という、
年に一度の貴重なワークショップを開催しました。
発酵クラスの中でも、特にマニアックで人気のあるレッスンです(笑)
皆さん、「こんにゃく芋」って実物をご覧になったことはありますか?
スーパーで売っている白い粉(精粉)ではなく、畑で育った生の芋。
これがもう、正直に言うとちょっとグロテスクなんですよね。

ゴツゴツしていて、ボコボコの泥だらけの塊。
初めて見る生徒さんたちは、
「こんにゃく芋ってこんなのなんですか!!!」
と、びっくりの表情を浮かべます。
でも、この無骨な芋をすりおろし、手間ひまかけて練り上げ、茹で上げると…
市販のものとは全く別物の、プリップリで風味豊かな
「生こんにゃく」が誕生するんです。
この出来たての美味しさといったら!
食感が全然違います。
お刺身にして食べると、いくらでも食べられちゃう危険な美味しさ(笑)
当日のランチも、もちろん「こんにゃく尽くし」。
こんにゃくメニューがたくさん登場しました。
生徒さんが作った何種類ものおかずが並び、
特に「こんにゃくカツ丼」は大好評で、教室は大盛り上がりでした。

生徒さんの「美味しい!」という笑顔に包まれて、
表向きはとても素晴らしいワークショップだったんです。
…そう、表向きは。
やってしまった!分量ミスでドロドロの状態に…

実はその裏で、私一人だけが顔面蒼白で冷や汗をかいていた事件がありました。
それは、生徒さんにお出しするランチ用に、私が前日にこんにゃくを仕込んでいた時のことです。
いつも通りに作っていたはずなのに、混ぜても混ぜても、なんだか様子がおかしい。
「あれ? なかなか固まらないな…」
嫌な予感がして、ふと手元のメモと材料を確認した瞬間、血の気が引きました。
「あ、やばい。分量、間違えてる…!!」
やってしまいました。
凝固剤(水酸化カルシウムなど)の量を間違えてしまったんです。
こんにゃく作りにおいて、分量は命。
ここを間違えると、プリッとしたあの弾力は生まれません。
目の前にあるのは、固まる気配のない、ドロドロの状態の謎の液体。
「うわ〜、また今年もやってしまったか…」(過去にもやらかしています)
「作り直すしかないな…」
気を取り直して再度作り直しです。
捨てないでよかった!失敗から生まれた「奇跡の食感」
固まらない…でも美味しい?予期せぬプルプル感
「失敗したドロドロのこんにゃく、どうしよう…」
普通なら、ここで「失敗作」として処分してしまうところです。
私も一瞬、「捨てちゃおうかな」と思いました。
でも、パン作りでもそうなんですが
「食材を無駄にしたくない」
「もったいない」
という気持ちがどうしても働いてしまうんです。
「とりあえず、ボールに入れたまま置いておこう」
そう思って、しばらく放置していました。
その後、ハッと気づいてボールの中を覗いてみると…

なんと、少しだけ変化が起きていたんです。
完全に固まっているわけではないけれど、ドロドロの液体でもない。
スプーンですくってみると、
「プルルンッ」
と、まるでゼリーやジュレのような、今まで見たことのない繊細な固まり方をしていたんです。
「……これ、食べられるのかな?」
一口食べてみました。
すると、口の中でスッと溶けるような、なんとも上品な食感!
いつもの弾力のあるこんにゃくとは全く違う、儚くて優しい口当たり。
「あら!? これ、美味しいじゃん!」
思わず独り言が出ました(笑)
こんにゃく特有の臭みもなく、つるりとした喉越し。
「これは…おかずじゃなくて、デザートだと!」
メープルシロップで「わらび餅風」絶品デザートへ
そこで急遽、キッチンにあったメープルシロップを取り出し、その「ゆるゆるこんにゃく」にかけてみたんです。
食べてみて、さらにビックリ。
「めちゃくちゃ美味しい!!」
なんというか、「わらび餅風」とでも言うのでしょうか。
こんにゃくの素朴な風味と、メープルシロップの優しい甘さが絶妙にマッチして、高級な和スイーツのような味わいになったんです。
狙って作ろうとしても、この「絶妙な緩さ」はなかなか出せません。
分量を間違えたからこそ生まれた奇跡のデザートでした。
(もう二度と作れないかも?!)

もし、あの時「失敗だ!」とすぐに捨ててしまっていたら、この美味しさに出会うことはありませんでした。
パン作りも料理も「完全な失敗」なんてない
新しい美味しさに出会えるチャンスがある
この出来事を通して、改めて感じたことがあります。
それは、「失敗したと思った時に、すぐに諦めないこと」の大切さです。
私は普段、天然酵母のパン作りを教えていますが、パン作りでもやっぱり「やらかしちゃう」ことってあるんです。
発酵させすぎたり、分量を間違えてうまくこねられなかったり…。
しょっちゅうあります(笑)
でも、そんな時も
「あーあ、ダメになっちゃった」
とすぐに捨てるのではなく
「どうにかならないかな?」
「この子の状態を活かせる方法はないかな?」
と、ちょっと立ち止まって考えてみます。
様子を見てあげると、予想を超えた形でうまくいくことが意外と多いんです。
例えば、過発酵で酸っぱくなってしまった生地も、薄く伸ばしてピザにすれば、
その酸味が逆に旨味になったりします。
今回のこんにゃくもそうでした。
「こんにゃく」としては失敗だったけれど、「デザート」としては成功だったわけです。

自然体で楽しむ「リカバリー」の魔法
料理もパン作りも、基本を守ることはもちろん大切です。
分量は間違えないに越したことはありません(笑)
でも、人間だもの、間違えることもありますよね。
そんな時、自分を責めたり、すぐに諦めたりしないで、
「お、これは新しい発見のチャンスかも?」
と、ちょっと面白がってみる。
そんな遊び心やリカバリー(救済)の発想があると、台所仕事はもっと楽しく、もっと豊かになるんじゃないかなと思います。
もし皆さんも、料理でお砂糖とお塩を間違えたり、固まらなかったり、焦がしてしまったりしても…
すぐに捨てないで、ちょっと様子を見てあげてください。
もしかしたら「世界に一つだけの新しい美味しさ」が生まれるかもしれません!

まとめ:冬の手仕事、小豆味噌レッスンでもお裾分け
というわけで、今日は「失敗から生まれた絶品デザート」のお話をさせていただきました。
こんにゃく芋の生命力に感謝しつつ、この美味しい失敗作を堪能しました。
実は今日から始まる「小豆味噌作り」のレッスンでも、生徒さんにこの奇跡のこんにゃくゼリーを味わっていただこうかなと企んでいます(笑)
参加される皆さん、どうぞ楽しみにしていてくださいね!
このブログでは、こうした自家製酵母パン作りのこと、発酵食のこと、そして昔ながらの自然な生き方についてお話ししています。
今日のお話が、皆さんの暮らしの中で「失敗しちゃった!」という時の、小さな励みやお役に立てたら嬉しいです。
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