さて、いきなりですが、みなさんに質問です。
スーパーへ買い物に行ったとき、商品の「裏面」ばかり見ていませんか?
手に取っては裏返し、カタカナの羅列を見ては棚に戻す。

「あ、これダメだ」
「これも入ってる…」
「うーん、子供が欲しがってるけど、これは食べさせたくないなぁ」
気づけば眉間にシワが寄って、買い物カゴは空っぽのまま。
なんだか、スーパーに行くだけでどっと疲れてしまう…。
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、かつての私そのものなんです(苦笑)
家族の健康を守りたい。
子供には安心できるものを食べさせたい。
その愛情が強ければ強いほど、私たちは「入れないこと」に必死になってしまいます。
でもね、今の私が思うのは
「お母さんがピリピリしながら選んだ無添加のごはん」よりも、
「お母さんが笑って一緒に食べる、ちょっとジャンクなごはん」の方が、
子供の心にとっては栄養になることもあるんじゃないかな、ということなんです。
今日は、そんな私がたどり着いた
「入れない努力」よりも大切な「出す力」のお話をシェアしたいと思います。
これを読むと、きっと今日の夕飯作りが少し楽しみになって、
スーパーの裏面を見る時間が、家族の顔を見る時間に変わるはずですよ ^ ^
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
毎朝メールより音声配信をしています。
このお話を音声で聞きたい方はこちらから
私にもあった「毒はダメ!」とピリピリしていた時期
今でこそ「ゆる自然食」なんて言っていますが、
子供が小さかった頃の私は、それはもう神経質でした。
東京に住んでいた頃です。
まだパン教室を始める前、自分の体調もあまり良くなくて、
「食」に対して過敏になっていた時期がありました。
テレビや雑誌で「〇〇は体に悪い」「添加物は怖い」という情報を見るたびに、
見えない敵と戦っているような気分になっていたんです。
子供がスーパーで
「これ買ってー!」
と、カラフルなパッケージのお菓子を持ってきますよね。
子供にとっては、キラキラした宝物に見えるんでしょう。

でも、私にはそれが「毒」に見えてしまうんです。
だから、反射的に言ってしまう。
「ダメ!それは体に悪いから戻してきなさい!」
今思い出しても、胸がチクリと痛みます・・・
子供は、ただお母さんに「これいいでしょ!」って共感してほしかっただけかもしれないのに。
私はその気持ちごと、バッサリ切り捨てていたんですよね。
食卓でもそうです。
「あれはダメ、これもダメ」
「よく噛んで食べなさい」
「残しちゃダメ」
…これじゃあ、食事を楽しむどころか、監視されているみたいですよね(汗)
そんなある日、ふと思ったんです。
「私、家族のために健康にこだわりたいはずなのに、なんでこんなに家族を暗い顔にさせてるんだろう?」って。
そこで、作戦を変えてみることにしました。
「ダメ!」と取り上げるんじゃなくて、
「代わりのお楽しみ」を用意することにしたんです。
近所にあった自然食品店へ行って、
子供が欲しがっていたお菓子に「そっくりなもの」を探しました。
添加物が入っていない、シンプルな材料で作られたクッキーやスナック菓子。
探せば結構あるんですよね。
そして、子供が「あれ食べたい」と言った時に、
「こっちはどう?こっちの方がもっと美味しいかもよ〜?」
と、提案してみたんです。
すると子供は、
「えっ、いいの!?」
と目を輝かせて、パクパク食べ始めました。
「おいしーい!」
その笑顔を見た瞬間、私の肩からスッと力が抜けました。

「あれもこれも禁止」という引き算ばかりじゃなくて、
「こっちならいいよ」という選択肢を用意してあげること。
100点満点の無添加生活を目指してギスギスするより、
60点でいいから、笑顔で「美味しいね」と言い合えること。
それが、私にとっての「食の断捨離」の第一歩でした。
移住先で出会った「秋月辰一郎先生」と工務店の奥様の手紙

そんな私が、「出す力」の重要性に本当に気づかされたのは、
山梨へ移住してきた時のことです。
2010年、私たちは気に入った古民家と出会い、リノベーションをして住むことにしました。
その時にお世話になった、地元の工務店の奥様がいらっしゃったんです。
とても芯の通った素敵な方でした。
ある時にお手紙をくださったんですね。
そこにはお手紙とコピーされた資料が1枚入っていました。
そこには、私が全く知らなかった衝撃的な事実が書かれていたんです。
それは、長崎で被爆医師として多くの命を救った、秋月辰一郎(あきづき たついちろう)先生のお話でした。
1945年8月9日、長崎に原爆が投下されました。
秋月先生が勤めていた病院も爆心地からわずか1.4キロ。
先生自身も被爆し、病院のスタッフや患者さんも全員が死の灰を浴びてしまいました。
普通なら、放射能障害で次々と倒れてもおかしくない状況です。
でも、秋月先生は、あることを徹底させたんです。
それは、
「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけて握るんだ。塩からい味噌汁を作って毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ」
という教えでした。
「砂糖は摂るな」
と指導されたそうです。
その結果、どうなったと思いますか?
なんと、秋月先生と、その病院にいたスタッフや患者さんたちは、
誰一人として原爆症にならず、生き延びたというのです。
鳥肌が立ちました。
「入れるもの(放射能)」は、どうしようもないほど強烈な毒です。
でも、それを「出す力(排毒)」を高めることで、命を守り抜いた人たちがいた。
その鍵が、「味噌」と「塩」、そして「玄米」だったんです。
それを読んだ時、
スーパーの裏面を見てビクビクしていた自分の小ささに気づきました。
「なんだ、そうか。入ってしまっても、出せばいいんだ!」
今まで「入れないこと」に100のエネルギーを使っていたけれど、
「出すこと」に意識を向ければ、もっと楽に、もっと強く生きられるんじゃないか。
それが、今の私の「ゆる自然食」の原点になっています。
甘いものを食べ過ぎても大丈夫。「最強の味噌汁」でリセット
さて、ここからは実践編です ^ ^
秋月先生のお話は極限状態のものでしたが、
現代の私たちの生活にも、そのまま通じる知恵がたくさんあります。
正直に言いますが、今の日本で添加物を「ゼロ」にするのは不可能です。
山奥にこもって、塩も醤油も全部自給自足しない限り無理でしょう(笑)
それに、子供が友達と遊べばスナック菓子も食べるし、
付き合いで外食することだってあります。
そのたびに
「あぁ、また毒を入れてしまった…」
なんて罪悪感を持っていたら、心のほうが病気になってしまいますよね。
だから私は、ルールを決めています。
「入っちゃったら、出せばいい」
「今日食べすぎたら、明日調整すればいい」
これだけです。シンプルでしょ?(笑)
特に、甘いケーキを食べすぎちゃった時や、
外食でちょっと味が濃いなと感じた時に私が必ず作る、
「最強のリカバリー味噌汁」をご紹介しますね。
名付けて、「デトックスわかめ味噌汁」です。

作り方はとっても簡単。
- お鍋にお水と、乾燥わかめを「これでもか!」というくらい入れます。(わかめは水溶性の食物繊維が豊富で、余分なものを絡め取って出してくれます)
- 沸騰したら火を止めて、美味しいお味噌を溶きます。(できれば、ちゃんと発酵している本物のお味噌を使ってくださいね)
- 最後に、「すりおろし生姜」をたっぷり入れます。(これがポイント!体を芯から温めて、代謝を一気に上げます)
これだけです!
これを飲むとね、胃のあたりがポカポカしてきて、
じわ〜っと汗ばむくらい体が温まるんです。
「あ〜、流れていく〜」
っていう感覚(笑)
現代人も糖分の摂りすぎで体が冷えていることが多いんです。
だから、味噌の塩分とミネラル、そして生姜の熱で、
冷えた体を「陽」に戻してあげるイメージですね。
「昨日は焼肉食べ放題に行っちゃったけど、今夜はこのお味噌汁と玄米ご飯だけでいいや」
「ケーキ美味しかったね!明日の朝はわかめスープにしようか」
そんなふうに、リカバリーの方法を知っているだけで、
「食べること」への罪悪感がなくなります。
罪悪感というスパイスは、どんなご馳走もまずくしてしまいますから。
それよりも、「美味しかったね!」と笑って消化して、
「さ、出そう出そう!」と切り替えるほうが、
体はずっと正直に反応してくれるはずですよ。
お母さんの笑顔こそが、食卓の最高の調味料

長くなってしまいましたが、今日お伝えしたかったのは、
「自分を許してあげよう」
ということです。
スーパーの裏面を血眼になってチェックして、
眉間にシワを寄せているお母さんよりも、
「これ添加物入ってるけど、たまには楽してもいいよね!」
って笑って、お惣菜を買ってきてくれるお母さんの方が、
家族はきっとホッとすると思うんです。
私たちの体には、本来すごい力が備わっています。
少々の毒なら、汗や尿、便として排出する機能ちゃんとあるんです。
その機能を信じてあげること。
そして、その機能をサポートするために、
本物のお味噌や、季節のお野菜の力を少し借りること。
それだけで十分です。
パン作りも同じなんですよ。
酵母という「菌」の力を信じて、待ってあげること。
そうすると、不思議なくらい美味しくて、力強いパンが焼けるんです。
「出す力」を育てる暮らし、今日から少しずつ始めてみませんか?
もし、
「具体的にどんなお味噌を選べばいいの?」
「体を温める食材って他にもあるの?」
「ズボラでも続く発酵生活のコツが知りたい!」
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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