夏は夏野菜が溢れることがあります。
なす、ピーマン、トマト、きゅうり・・・
畑をやっている方、田舎は特にそうです!
お互いに同じものを作っているので、どうやって大量に消費しようか??と考えるのです。
今回は「ミニトマト」がたくさんある方に朗報です ^ ^
オーブンで簡単に作れるドライトマトの作り方と、
長期保存にも便利なトマトのオイル漬けレシピをご紹介します。
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天然酵母ぱん蔵の 椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。
オーブンで作るドライトマトの作り方|ミニトマトの保存におすすめ!
ミニトマトが大量収穫!きっかけは家庭菜園から
夏になると家庭菜園でミニトマトがたくさん採れます。
近所のおばあちゃんたち、農家さんにもたくさんいただきます。
そう、時期のものは大量に収穫できるので、
びっくりするくらいたくさんになることがあります。
最初のうちは新鮮なうちにそのまま食べたり、
サラダにしたり、冷製パスタにして楽しんでいましたが、ある日気づくのです(汗)
「これは……とても食べきれない!」
自然な暮らしを実践していく中で、
食材を無駄にせず大切に使い切る方法を常に模索しています。
まず、夏はトマト!!
特に見にトマトは大量に収穫できます。
そこで「ドライトマト」という保存食の存在がありがたい。
友人たちもよく作っていて、講座でも生徒さんにランチで出すと大好評の
「ドライトマト」
今回はこちらをご紹介しようと思います!!
材料と道具|必要なのはミニトマトとオーブンだけ
ドライトマトにはミニトマトがおすすめです!
<材料>
- ミニトマト(できれば無農薬) 適量
- 自然塩(お好みで)
<必要な道具>
- オーブン(120〜140℃で調整できるもの)
- クッキングシート
- 天板
- 包丁・まな板
実際の作り方|家庭用オーブンでできるドライトマトレシピ
- ミニトマトを洗って水気をしっかり取る
- 縦半分にカットし、断面を上にしてクッキングシートに並べる
- 自然塩を軽く振る(甘みが引き立ちます)
- 100℃のオーブンで90分くらいじっくり焼く(水分量やサイズによって調整)
- 表面が乾燥し、中心に少ししっとり感が残る程度で完成
焦げやすいので、最後の30分はこまめにチェックするのがポイントです。
完全にカラカラにすると保存性は増しますが、
少ししっとり感があった方が個人的には好きです。
私の体験談|うまくいったこと&失敗から学んだこと
最初に作った時、時間調整が難しくて、丸焦げになったこともありました。
オーブンによっても火の強さが違うので調整が必要になっていきます。
数回トライするうちに自分なりのコツがわかってきました。
- 水分の多いトマトは焼き時間を長めに。
- 味付けは控えめにして、料理に使うときに調整。
- クッキングシートは必須!トマトの水分が焦げつきやすいので。
家族にも「美味しい!」と好評で、あっという間に
おやつとしてなくなってしまいます。
厚めのものだと半生っぽくなっていますが、それがまた美味しい♡
塩がトマトの甘みを引き出してくれてとっても甘くていくらでもパクパク食べられます。
作ったドライトマトの活用法|トマトのオイル漬けレシピ付き
オイル漬けの材料と作り方
そのままでも十分美味しいドライトマトですが、
さらにそのドライトマトを使ってオイル漬けを作ります。
<材料>
- ドライトマト…適量
- オリーブオイル(エキストラバージン)…ドライトマトがかぶるくらい
- にんにくスライス…1片分
- 唐辛子 1本
- にんにく 2〜3片(スライスしたもの 数はお好みで)
- ブラックペッパー 4〜5粒
<作り方>
- 煮沸消毒したガラス瓶にドライトマトを詰める
- オイル以外の材料を加える
- オリーブオイルを注いで密封
- 冷蔵庫で保存(1ヶ月以内で食べきるのが目安)
オイルはオリーブオイルだけじゃなくて菜種油をミックスするとマイルドになります。
2〜3日経った方が味がなじんで美味しいです。
料理への活用アイデア5選|自然食にぴったり
トマトもオイルごと使えます。
1.パスタ:ガーリックと一緒に炒めて簡単ペペロンチーノに
2.パン:カンパーニュやフォカッチャに乗せてトースト
3.ピザ:フレッシュトマト代わりに香りと甘みをプラス
4.サラダ:刻んでドレッシングに混ぜると旨みUP
5.炒め物:野菜炒めのアクセントに
パンに乗せてもよし、パスタやサラダにも使えます。
私はだいたいそのままパクパク食べちゃって、残ったオイルをドレッシングなどに使うことが多いかな。
市販のドライトマトと手作りの違い
手作りは、何より香りと甘みが違う!
甘みが濃縮されていて、「トマトってこんなに甘かったんだー!!」
とびっくりします。
無添加・無漂白なので、子どもにも安心して食べさせられるのも嬉しいポイントですね。
ドライトマト作りは自然な暮らしの第一歩
手作り保存食の魅力
キャンプやアウトドアで石窯でピザを焼いたあと、少し石窯の温度が下がってきたら
トマトや野菜を切ったものを入れておきます。
そうすると翌日、ドライ野菜の出来上がり。
石窯の残りの温度を利用してドライ野菜を作るのって、エコで美味しくって最高です。
ただ、窯の温度が高いと翌日真っ黒焦げになるので要注意です。
機会があれば温度に気をつけてやってみてください!
↑ 手作りの石窯
こうした作業に慣れていないと
「手間がかかる」「時間がかかる」と思うかもしれません。
でも、こうした暮らしの中には、
“自分の手で食べ物を作る” という深い満足感があります。
保存食は、発酵と同じく「時間を味方にする」食文化のひとつ。
それに、保存がきくので急なお客さんや忙しい日のごはん作りにもとても助かります。
自然食や田舎暮らしに憧れる人へ伝えたいこと
トマトって無農薬で作ろうとすると結構難しいんです。
私も何回か挑戦しましたが、うちの畑はカメムシの被害が多かったです。
青いうちはいいのですが、もうすぐ赤くなって食べられそうという時にやられてしまいます。
しかし、ミニトマトは強いです。
完全無農薬でバンバン取れます。普通のトマトは難しいけど、ミニトマトは大丈夫なので
もっぱらミニトマト派になりました。
マンションでもベランダでプランター栽培で作ることができるミニトマト。
作っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
夏は身体が水分を欲するので、トマトは最高ですね。
子供の頃、冷やしたトマトをおやつにかぶりついていたのを思い出します。
ジュワッと水分が出て美味しいのです。
そう、そのまま食べてももちろん美味しいですが
ドライトマトにしようというのは大人の発想ですね^^;
でもたくさん消費したい時は、この方が食べやすくて、おやつに最高!
子供もどんどん食べちゃいます。
たくさん手に入ったらぜひやってみてくださいね。
私自身、都会から移住して自然の中で暮らすようになってから、
「不便さ」が「豊かさ」に変わっていく瞬間をたくさん経験しています。
ドライトマトづくりは、ほんの小さな一歩かもしれません。
でもそれが、食と向き合い、自分や家族を大切にする暮らしへとつながっていくのだと思います。
“まずは、目の前のミニトマトから” 笑
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