【生ゴミ処理】段ボールコンポストで失敗した私が行き着いた「リンゴ箱」活用術!おしゃれで長持ちな自作コンポスト進化論

田舎暮らし

高価な生ゴミ処理機いらない生活始めませんか?

段ボールコンポストの「底が抜ける」失敗を乗り越え、木製のリンゴ箱活用へ。

見た目もおしゃれで、発酵の力で土に還す、進化したコンポストの

「日々の使い方」と実践記録をご紹介します。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

 

生ゴミが土に還る気持ちよさ。段ボールからリンゴ箱へ進化したコンポスト実践記

 

新居に引っ越してきて、ようやく生活が少し落ち着いてきました。

 

パン教室の発酵クラスやクリスマスの会などを開催させていただき、

なんとなく教室らしい活気が戻ってきたかなと感じている今日この頃です。

 

 

新しいキッチン、新しい暮らし。

毎日が新鮮で楽しいのですが、生活を整えていく中で、ひとつだけずっと気になっていたことがありました。

それは、「生ゴミの処理」です。

お料理をするたびに出る、野菜の皮、ヘタ、卵の殻、コーヒーのかす…。

これらは本来、自然由来のものです。

でも、ポリ袋に入れて口を縛った瞬間、それは「燃えるゴミ」という厄介者に変わってしまいます。

 

「これらをただ捨てるのって、なんだか心が痛むな…」

「水分を含んだ重たいゴミをゴミ捨て場まで運ぶのも大変だし…」

 

そんなふうにモヤモヤしていた私が、この新居でついに完成させたのが、

「リンゴ箱」を使った手作りコンポストです。

今回は、かつて段ボールコンポストで盛大に失敗した私がたどり着いた、

失敗しないための「コンポスト進化論」についてお話ししたいと思います。

 

このお話を音声で聞きたい方はこちらからどうぞ。

 

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はじめに:新生活と生ゴミ処理の悩み

皆さんは、ご家庭で出る生ゴミ、どうされていますか?

最近は高性能な「生ゴミ処理機」も販売されていますが、

高価だったり、電気代がかかったり、動作音が気になったりと・・・

導入には少しハードルがありますよね。

かといって、ゴミの日までキッチンに置いておくと、夏場は特にニオイやコバエが気になります。

 

 

私が以前住んでいた地域でもそうでしたが、今の世の中、ゴミを減らすことは大きな課題です。

特に生ゴミは水分の塊のようなもの。

これを焼却炉で燃やすにはたくさんのエネルギーが必要だと聞くと、

やっぱり「ただ捨てる」ということに対して

どこか罪悪感のようなものを抱いていました。

 

「土から生まれたものを、土に還したい」

 

そう思うのは、私が普段、自家製酵母パンや発酵食を作る仕事をしていて、

「菌」や「循環」というものを身近に感じているからかもしれません。

 

そんな思いを抱えながら、私は新居で「自分にできるベストな方法」を探し始めました。

 

過去の失敗談:段ボールコンポストが続かなかった理由

 

実は私、コンポストに挑戦するのは今回が初めてではありません。

以前住んでいた家でも、数年間コンポスト生活をしていました。

当時実践していたのは、初心者にも手軽でコストがかからないと人気の

「段ボールコンポスト」

です。

 

市報で推奨されていて、作り方も丁寧に載っていたんですよね。

当時地元ではワークショップも開催されていましたね。

 

「これなら私にもできるかも!」と意気揚々と始めたのですが…

現実はそう甘くはありませんでした。

私がなぜ段ボールコンポストで挫折してしまったのか、その失敗談を正直にお話しします。

 

最初は良かったけれど…水分と湿気の壁

段ボールコンポストの仕組みはとてもシンプルです。

スーパーでもらえるような厚手の段ボール箱に、糠やもみ殻くん炭などの基材を入れ、そこに生ゴミを投入して混ぜるだけ。

最初は順調でした。生ゴミが消えていく様子が面白くて、毎日せっせと混ぜていたんです。

しかし、生ゴミというのは想像以上に「水分」を含んでいます。

毎日投入し、毎日混ぜていると、段ボールが内側からじわじわと湿ってくるんですね(><)

特に梅雨の時期や、スイカの皮など水分の多いものを入れた時は大変です。

段ボールが湿気を吸って、全体がふにゃふにゃの状態になってしまいました。

 

繰り返す箱交換の無限ループと「底抜け事件」

そして恐れていたことが起こります。

ある日、いつものように混ぜようと箱を持ち上げた瞬間…

ズボッ!!

なんと、湿気に耐えきれなくなった箱の底が抜け、中身の土と生ゴミが床に散乱してしまったのです。(実はこれ、何回もやってます)

これには本当にショックを受けました。

「あぁ、また交換しなきゃ…」

段ボールコンポストは、どうしても箱の寿命が短いのが難点です。

湿気でボロボロになったり、底が抜けそうになったりするたびに、新しい段ボールを探してきて、中身を移し替える。

この「箱交換の無限ループ」がだんだんとストレスになっていきました。

 

それに、ボロボロの段ボールが敷地内にあるという光景も、正直なところテンションが上がりません。

見た目が美しくないと、毎日のお世話も億劫になってしまう・・・ということもありました。

 

畑仕事の多忙による一時中断

それでも堆肥自体はちゃんとできていたので、以前は借りていた畑に撒いたりしていました。

しかし、仕事が忙しくなって畑に手が回らなくなり、残念ながら畑をお返しすることに。

「できた堆肥の行き場がない」

「箱の管理が大変」

この二重苦で、私のコンポスト生活は一度、挫折してしまったのです。

「やりたいけれど、続かない」。そんなふうに思いながら、しばらく時間が過ぎていきました。

 

新居での再挑戦!「リンゴ箱」という解決策

新居に移り、再び「やっぱりコンポストをやりたい」という思いが強くなりました。

でも、もうあの段ボールの失敗は繰り返したくない。

そこで目をつけたのが、家にたまたま沢山あった「リンゴ箱」でした。

これが、生ゴミ処理の悩みを一気に解決してくれる救世主となったのです。

 

なぜリンゴ箱?木製ならではのメリット

リンゴ箱とは、その名の通りリンゴの収穫や出荷に使われる木製の箱のことです。

これの何が良いかというと、まずは圧倒的な

「耐久性」

です。

木は、水分を含んでも段ボールのように溶けたり崩壊したりしません。

多少雨に濡れても大丈夫ですし、生ゴミの水分を吸っても、木自体が呼吸するように湿気を逃してくれます。

「底が抜けるかもしれない」という不安から解放されただけで、私のストレスは激減しました。

ずっと使えるという安心感は、継続する上でとても大切です。

 

発酵のプロも納得。「隙間」が生む通気性

そして、発酵のプロとしての視点から見ても、リンゴ箱は理にかなっています。

リンゴ箱って、板と板の間に適度な「隙間」がありますよね?

実はこれが、コンポスト内の菌たちにとって最高の環境を作ってくれるんです。

生ゴミを分解してくれる菌(好気性細菌)は、酸素が大好きです。

 

密閉された容器だと酸欠になってしまい、嫌なニオイの原因になる「腐敗」が進んでしまいます。でも、隙間だらけのリンゴ箱なら、常に新鮮な空気を入り込み、余分な湿気は抜けていく。

パンの発酵で酵母菌が呼吸をするのと同じように、コンポストの中の菌たちも呼吸をしています。

この程よい通気性が確保されているリンゴ箱は、まさに天然の生ゴミ処理機と言えるでしょう。

 

庭に置きたくなる「おしゃれな外観」

そして何より気に入っているのが、その見た目です。

使い込まれた木の質感は、まるで古道具のような味わいがあります。

段ボールだとどうしても「ゴミ箱」感が出てしまいますが、リンゴ箱ならお庭に置いてあってもインテリアの一部のように馴染みます。

「可愛いな」「いい雰囲気だな」と思える道具を使うこと。

これは、暮らしのルーティンを楽しむための重要なポイントだと私は思っています。

 

 

我が家のリンゴ箱コンポストの始め方と使い方

では、実際に私がどのようにリンゴ箱コンポストを使っているのか、日々の実践方法をご紹介します。

「DIY」といっても、箱自体を一から作るわけではありません。

既存のリンゴ箱を少し工夫して使うだけです。

 

準備編:蓋と土のセットで快適に

 

リンゴ箱そのままだと上が開いているので、虫が入ったり雨が入ったりしてしまいます。

そこで、夫にお願いして専用の「蓋」を作ってもらいました。

蝶番で開閉できるシンプルな木の蓋です。

 

 

これがあるだけで、一気に使い勝手が良くなります。

 

そして箱の中に、分解の母体となる「基材(土)」を入れます。

私はそのあたりにある山の土を使っていますが

ホームセンターなどで売っている培養土や、腐葉土などでも大丈夫です。

ポイントは、混ぜ返す時にスコップが動かしやすいよう、土の量を箱の6〜7分目くらいにすること。これで準備は完了です。

 

実践編:毎日のルーティンと混ぜ方のコツ

使い方は驚くほど簡単です。

  1. 穴を掘る:土の真ん中あたりをスコップで掘ります。
  2. 生ゴミを入れる:その日に出た野菜くずなどを入れます。
  3. 混ぜる:ここが一番のポイント!土と生ゴミがよく馴染むように、ザクザクと混ぜ合わせます。
  4. 空気を入れる:ただ埋めるだけでなく、土全体に空気を含ませるようなイメージで、下から上へと大きく混ぜ返します。
  5. 乾いた土を被せる:最後に、表面に生ゴミが見えないように乾いた土を被せて蓋をします(虫除けになります)。

私は時々、発酵を助けるために「米ぬか」や「もみ殻くん炭」を入れています。

 

これらは菌のエサになったり、住処になったりして、分解スピードを上げてくれます。

ぬか床を混ぜるような感覚で、毎日1回、朝の庭仕事のついでに混ぜています。

(*外に置いてあるので冬場は気温が低くてなかなか分解は進みません)

 

経過報告:驚きの分解力でゴミが増えない

「毎日生ゴミを入れていたら、すぐに箱がいっぱいになるんじゃない?」

そう思われるかもしれません。

でも、これが微生物のすごいところ。

中を見てみても増えていません。大きいものはまだ形が残っていますが

小さくして入れたものは数日後には土と混ざり合ってわからなくなっています。

微生物が有機物を分解して、二酸化炭素や水に変えてくれているおかげで、嵩(かさ)はほとんど増えないんですね。

 

 

寒い冬場は分解がゆっくりになりますが、暖かい時期などは箱に手を入れるとほんのり温かいこともあります。これは菌が活発に活動している証拠(発酵熱)です。

この現象を見るたびに、「あぁ、菌の力ってすごいな!」と感動してしまいます。

ゴミが増えるどころか、むしろ良い土に変わっていく。

この変化を見るのが毎日の楽しみになりました。

 

発酵がつなぐ「食」と「土」の循環

私はパン作りを通して「酵母菌」と向き合っていますが、コンポストは土の中の「分解菌」と向き合う作業だと感じています。

パンもコンポストも、やることは同じ。

人間が菌たちのために、温度や湿度、空気といった「心地よい環境」を整えてあげること。

そうすれば、あとは彼らが人間にはできない仕事をしてくれます。

 

  • パン酵母は、小麦を膨らませて美味しいパンにしてくれる。
  • コンポストの菌は、不要なゴミを栄養たっぷりの土に変えてくれる。

 

この地球上では、分解というプロセスがなければ世界中がゴミだらけになってしまいます。

私たちが食べたものが土になり、その土がまた新しい野菜を育て、それをまた私たちがいただく。

リンゴ箱コンポストを始めてから、この大きな「循環」の中に自分も参加しているんだという、静かな喜びを感じるようになりました。

ただゴミを捨てるだけの生活から、次の命につなげる生活へ。

その心の変化こそが、一番のメリットかもしれません。

 

まとめ:コンポストのある暮らしを始めませんか

我が家のリンゴ箱コンポストは、まだ稼働し始めて日が浅いので実験中ですが、

今のところ段ボールの時のように底が抜ける心配もなく、順調に育っています。

生ゴミ特有の嫌なニオイもありません。

むしろ、森の中のような土の良い香りがしています。

 

「生ゴミ処理、どうしようかな」

「高い機械は買えないけれど、何か始めたいな」

 

そう悩んでいる方は、ぜひお近くでリンゴ箱(または丈夫な木箱)を手に入れて、小さな循環生活を始めてみませんか?

段ボールで失敗した私でも続けられているので、きっと大丈夫です。

おしゃれで、強くて、地球に優しい。

進化したリンゴ箱コンポストで、毎日の暮らしがもっと心地よいものになりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

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「たくあん」

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みんな伝統食で保存食ですね。

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