今年最後となる味噌作り講座での心温まるエピソードをご紹介。
2年ぶりに再会した生徒さんと語った「味の記憶」とは?
また、ぱん蔵の教室で大好評だった
今月の発酵ランチ
・はっさく酵母の白コッペパン
・柚子胡椒麹の鶏ハム
・特製味噌ディップなど
のメニュー詳細も写真付きでレポートします。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
【味噌作り教室】2年ぶりの再会と記憶に残る発酵ランチ|はっさく酵母パン&麹レシピの感想
毎年恒例の1月に開催の味噌作り講座。
毎年たくさんの生徒さんと一緒にお味噌を仕込むことができて、本当に嬉しく思います。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回の講座では、たくさんの新しい出会いがあっただけでなく、
私にとって講師冥利に尽きる「嬉しいサプライズ」がありました。
今回のブログでは、そんな心温まるエピソードと、
参加者の皆さんが「美味しい!」と絶賛してくださった
今月の「ぱん蔵特製 発酵ランチ」
の全貌をご紹介します。
「自家製酵母パンってどんな味?」
「教室のランチって何が出るの?」
と気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
毎朝メールより音声配信をしています
このお話を音声で聞きたい方はこちらから
今年最後の味噌作り講座!嬉しい再会と「味の記憶」
教室を運営していて一番嬉しい瞬間は、生徒さんが笑顔でパンや料理を食べている時です。
そしてもう一つは、一度来てくださった方が「また来ました!」と顔を見せてくれる時です。
昨日の味噌作り講座には、リピーターの方がいらっしゃいました。
顔を合わせた瞬間、「あ!お久しぶりです!」とお互いに声が弾みました。
なんとその方は、2年前に参加された生徒さんだったのです。
リピーターさんとの再会で感じた「美味しい記憶」の力
2年という月日は、決して短くありません。
それでも、「ぱん蔵に行こう」と思い出して足を運んでくださる。
講師として、こんなに嬉しいことはありません。
さらに驚いたのが、その生徒さんの記憶力の凄さです。
「あの時、〇〇さんとご一緒しましたよね」
と一緒に参加されたメンバーの方のことも鮮明に覚えていらっしゃったのです。
私の方が「えっ、そうでしたっけ!?」と忘れてしまっているような細かいことまで(笑)。

*2024年の当時の写真
そして何より嬉しかったのが、「あの時のランチ」を覚えていてくださったことでした。
「あの時に出たスープが本当に美味しかったんです」
「あの時仕込んだお味噌も、最高に美味しかった」
そんな風に言っていただけて、胸がいっぱいになりました。
技術だけじゃない!感情とセットで記憶に残る「食」の体験
人の記憶というのは不思議なものです。
単に「味噌を作った」という事実や出来事だけなら、時間が経てば忘れてしまうことも多いでしょう。
でも、そこに
「美味しかった」「楽しかった」「心地よかった」というポジティブな感情
がセットになると、何年経っても色褪せない鮮烈な記憶として残るのだな、と改めて実感しました。
味覚と、その時の情景や感情は深く繋がっています。
ぱん蔵の教室が、ただパンや味噌の作り方を教えるだけの場所ではなく、
誰かの人生の中で「幸せな記憶」として刻まれている。
その事実を目の当たりにして、これからも心を込めてお迎えしようと気持ちを新たにしました。
生徒さんが絶賛!ぱん蔵の「発酵ランチ」メニュー紹介
さて、ここからは昨日の講座でお出ししたランチメニューをご紹介します。
ぱん蔵の講座では、パン作りや発酵食作りの合間に、私が手作りしたランチプレートを皆で囲むのが恒例です。
ありがたいことに、「パンを習うのはもちろんだけど、先生のランチが食べたくて来ました!」と言ってくださる方も結構いらっしゃるんですよ(笑)。
今月は、季節の恵みをたっぷり使った「はっさく酵母と発酵おかずのプレート」です。

今月のメインパン:はっさく(八朔)酵母のふわふわ白コッペパン
まずは主役のパンからご紹介します。
今月皆さんに成形から焼成まで体験していただいたのは、
「はっさく酵母の白いコッペパン」です。

自家製酵母パンというと、バリッとしたハード系のパンをイメージされる方が多いかもしれません。
でも今回は、あえてふわふわの柔らかい白パンに仕上げました。
なぜ「はっさく」なの?

実は、私が以前住んでいた山梨県富士川町のお家には、
大きなはっさく(八朔)の木があるんです。
今年はこれが本当に豊作で!
無農薬で育った元気いっぱいのはっさくを収穫し、それを種継ぎして酵母を起こしました。
柑橘系の酵母は、発酵力が強くてとっても元気がいいのが特徴です。
発酵種からは、ほのかに爽やかな柑橘の香りが漂います。
焼き上がったパンは小麦の香りを引き立てます。
この香りはイーストでは出せない、自家製酵母ならではのご馳走ですね。
しっとり柔らか!柚子胡椒麹で作る鶏ハムとスープ

メインのおかずは、「柚子胡椒麹の鶏ハム」です。
鶏の胸肉というと
「パサパサしていて硬い」「淡白すぎる」
というイメージを持たれがちですよね。
でも、麹(こうじ)の力を借りれば、驚くほどしっとりジューシーに生まれ変わります。
今回は、自家製の「柚子胡椒麹(ゆずこしょうこうじ)」を使って下味をつけました。
ぱん蔵流・鶏ハムのポイント
- 麹の酵素で分解: 麹に含まれる酵素が肉のタンパク質を分解し、柔らかくしてくれます。
- 低温でじっくり: 茹でる際はグツグツ煮込まず、火を止めたお湯の中でじっくり予熱を入れることで、しっとり感が保たれます。
- 香りのアクセント: 柚子の爽やかな香りと、青唐辛子のピリッとした辛味が、淡白な胸肉を高級な味わいにしてくれます。
生徒さんからも「これ本当に胸肉ですか!?」「ゆずの香りがする〜〜〜」と喜んでいただけました。
この「柚子胡椒麹」は今度の12月のたくあん講座で作る予定なので
楽しみにしていてくださいね!
旨味たっぷりのスープ

そして、この鶏ハムを茹でた時に出る「茹で汁」。
これこそが最高の出汁(だし)になります。
今回はこのスープに旬の白菜をたっぷりと入れて煮込みました。
鶏の旨味と白菜の甘みが溶け出した、優しくて滋味深いスープです。
寒い日に飲むと、身体の芯から温まりますよ。
デザート&アレンジ:はっさくの寒天ゼリーと2種の味噌ディップ

デザートにも、旬のはっさくを使いました。
中身をくり抜いたはっさくの皮をそのまま「器」として使い、果汁たっぷりの寒天ゼリーを流し込みました。
見た目も鮮やかで、テーブルに置いた瞬間に「わぁっ!」と歓声が上がります。
皮の香りも移って、さっぱりとした口当たりは食後にぴったりです。
2種の味噌ディップで楽しむ「セルフサンド」
そして今回の隠れた主役が、味噌講座にちなんだ2種類の味噌ディップです。
- 甘い味噌ディップ: 麹の甘さを生かした、スイーツ感覚でもいける優しい味。
- 塩味の味噌ディップ: ニンニクを効かせたパンチのある味。お酒のアテにもなりそう!
このディップを、先ほど焼き上げた「白コッペパン」にたっぷりと塗って挟んで召し上がっていただきました。
ご自身で具材を挟んで食べるスタイルは、会話も弾みますし、何より楽しいですよね。
「甘いのも合う!」「私はニンニク派!」と、皆さん思い思いの味を楽しんでいらっしゃいました。

五感の記憶に残る教室であるために
パンも、麹を使ったおかずも、季節の果物も。
ぱん蔵では、すべて「発酵と食」というテーマで繋がっています。
今回、2年ぶりに来てくださった生徒さんのお話を聞いて、改めて思ったことがあります。
それは、
五感の記憶に残る教室でありたい
ということです。
今はオンラインで何でも学べる便利な時代です。
YouTubeを見ればパンの作り方はわかるかもしれません。
でも、
- 焼き立てのパンの香ばしい匂い
- 麹に触れた時の温かい手触り
- 皆で食卓を囲む時の笑い声
- 口に入れた瞬間の、身体に染み渡るような美味しさ
こうした五感で感じる体験こそが、記憶に深く刻まれるのだと思います。
そして、それが「また明日から頑張ろう!」という元気の源になるのではないでしょうか。

↑山梨教室
ぱん蔵の体験講座やワークショップは、ただ技術を習得する場所ではなく
こうした
特別な空間
を味わっていただく場所でありたい。
そう願っています。
まとめ:美味しい記憶を一緒に作りませんか?
「美味しい記憶」は、人を元気にします。
そして、その記憶は時間が経っても色褪せることなく、ふとした瞬間に心を温めてくれます。
皆さんも、ご家庭で誰かの記憶に残るような食卓を、ぜひ囲んでくださいね。
「難しそうだな」「レパートリーを増やしたいな」と思ったら、いつでもぱん蔵へ!
- ぱん蔵のランチを食べてみたい方
- 自家製酵母パン作りに挑戦してみたい方
- 発酵食のある暮らしを体験してみたい方
ぜひ、ぱん蔵の発酵教室・ワークショップに遊びにいらしてください。
今年の様子です。東京教室↓




美味しい記憶を、一緒に作りましょう。
お待ちしております!





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