ぬるま湯より少しの厳しさが旨味を生む|低温発酵が教えてくれた発酵食と免疫力の深い関係

田舎暮らし

快適すぎる暮らしが、実は免疫力を下げているかも?

発酵食作りや低温発酵のパン作りを通して見えてきたのは

“少しのストレス”

が生命力を引き出すという真実。

 

自然な暮らしの中で、風邪をひかずに元気に過ごせた理由とは?

発酵から学ぶ「食」と「暮らし方」のお話です。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

 

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ぬるま湯より少しの厳しさが、旨味をつくる

「ぬるま湯より少しの厳しさが旨味を生む」——これは私がパン作りや発酵食を通じて、そして暮らしの中で本当に実感したことです。

 

 

発酵という活動は、決して“快適な環境”の中だけで進むものではありません。

むしろ、ほんの少しの不便さやストレスがあるからこそ

酵母や菌たちは本来の力を発揮し、美味しさを引き出してくれます。

そして、それは人間にも言えることなのかもしれません。

 

今日は、風邪を10年以上ひかなかった私が

暖かく快適な新居に引っ越した途端に体調を崩してしまった(!)

という実体験を通じて、

「発酵食」

「ストレスと免疫力」

「低温発酵」

という3つのキーワードから、人と発酵のつながりについて綴っていきたいと思います。

 

古民家生活で感じた自然な“強さ”

隙間風の中で、風邪知らずだった日々

 

 

私たちは16年、隙間風が吹き抜ける古民家で暮らしていました。

冬になると室温は一桁台。

朝起きると、窓際に置いた花瓶の水が凍っていたこともありました(笑)

もちろん、息は白く、ストーブの前から離れたくない毎日。

 

でも不思議なことに、その環境で私たちは風邪をひかなかったんです。

身体は寒さに震えながらも、芯から元気だった。

その時は気にも留めていませんでしたが、今振り返ると、

この環境が私たちの免疫力を育てていたのではないかと感じています。

 

快適な住まい=健康?

昨年、念願の現代的な住まいに引っ越しました。

断熱性が高く、冬でも温かい!

朝、起きても鼻先が冷たくない。室温も20度近くをキープしていて、まさに“快適”そのものでした。

 

ところがです。

 

引っ越してすぐ、夫婦そろって風邪をひいてしまいました。

喉の痛み、鼻水・・・

——それは10年以上ぶりのこと。

そして気づいたのです。

身体が“甘やかされた”のかもしれない、と。

 

ぬるま湯のような快適さが、

私たちの免疫力を少しずつ低下させていたのではないかと。

(引っ越しの疲れもあったかもしれませんが笑)

 

パン作りが教えてくれた「低温発酵」の旨味

偶然の低温発酵が生んだ奇跡

 

以前、パン教室に通ってくださっていた生徒さんに、

食パンを一斤ずつプレゼントしていたことがあります。

その準備中、真冬の寒さの中で時間がなく、二次発酵を寒い部屋に置きっぱなしにしてしまったことがありました。

通常なら発酵器に入れて温度管理するところを、自然任せにしていたんですね。

——結果は驚くべきものでした。

 

生地は素晴らしくきれいに膨らみ、

釜伸び(オーブンの中での膨らみ)もすごくて、

香りは芳醇、噛むほどに旨味があふれる仕上がり。

「何これ!」と感動しました。

 

 

低温発酵が引き出す、酵母の“底力”

酵母は厳しい環境に置かれることで、急激に膨らむのではなく、じっくりと力を蓄えながら発酵していきます。

時間はかかるけれど、その分旨味や香りが濃くなる。

 

この“低温長時間発酵”は、まさに自然の力と酵母の生命力が引き出される発酵法です。

パンだけでなく、味噌や漬物、醤油などの発酵食にも共通する考え方です。

 

 

 

発酵食とストレスと免疫力の関係

味噌や漬物も「時間とストレス」で旨くなる

味噌作りをしたことがある方ならご存知かもしれませんが、仕込んですぐには食べられません。

数ヶ月、あるいは一年近く寝かせることで、味に深みが出てきます。

 

この「時間」と「低温」という、ある意味“ストレス”が味噌の中の菌たちを鍛え、

旨味を引き出しているのです。

 

漬物も同じ。

大きな樽で作ると美味しいというのもその理由で

気温と湿度の変化をゆっくりと感じ取り、少しずつ熟成していく。

そうすることによって旨みがましていくのです。

 

人間の免疫力も、似ている

ここで気づきました。

人間の身体も、発酵と同じなのでは?

快適さばかりを求めていると、免疫力は働く機会を失います。

ちょっとした寒さ、食事の変化、生活の中の“ゆらぎ”が、身体にとっての自然な刺激になるのではないでしょうか。

 

今、少ししんどいあなたへ——それは“旨味”が出てきている証かも

「最近ちょっとストレスが多いな」「うまくいかないな」と感じている方へ。

もしかしたら、それはあなたの中で“旨味”が引き出されている最中かもしれません。

 

ストレスは、完全に排除すべきものではありません。

過度なストレスは確かに害になりますが、少しの負荷や環境の変化は

免疫力を育て、内側から私たちを強くしてくれることもあるのです。

 

まるで低温発酵のパンのように、じっくり、ゆっくり、あなた自身の中の“旨味”が育っているのかもしれません ^ ^

 

まとめ:発酵的に暮らすということ

発酵食を仕込むように、私たち自身の心と体も“じっくり育てていく”ことが大切です。

 

  • 快適さの中にも、少しの不便さを。
  • 完璧を求めず、“ゆらぎ”を楽しむ。
  • 時間をかけて、自分のペースで熟成していく。

 

 

そんな“発酵的”な暮らしが、これからの私たちの

免疫力や豊かさ

つながっていくのではないかと感じています。

 

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「梅干」

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この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

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