今日は昨日行われた待ちに待った
「お醤油絞り」
のお話をさせてください。
私たちのコミュニティの中でも、
1年に1回の最大のイベントと言ってもいいくらい
みんなが楽しみにしている手作り醤油の絞り日でした。
興奮冷めやらぬうちに、ほかほかのエピソードをおすそ分けしたいと思います。
スーパーに行けば、数百円で安くお醤油が買える時代ですよね。
でも、仲間と一緒に1年という時間をかけて育てて、そして絞る。
このお醤油には、お金では絶対に買えない感動と、
コミュニティの面白さがぎゅっと詰まっています。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
毎朝メールより音声配信をしています。
このお話を音声で聞きたい方はこちらから
買う暮らしから育てる暮らしへ。手作り醤油の絞り日が教えてくれた「村仕事」の豊かさ
今年のもろみは「お味噌」みたい!?ドキドキのお醤油絞り
お醤油作りは、仕込んで終わりというわけではありません。
だいたい12ヶ月くらい、短くても8ヶ月くらいの間、定期的に空気を入れて発酵を促す
「天地返し」
という作業をみんなで地道に続けてきました。
その時の気候や環境によって、出来上がる「もろみ」の表情って本当に違うんです。
フタを開けた瞬間の驚き!毎年違う発酵の面白さ
いよいよ絞るぞという日、樽のフタを開ける瞬間って、
なんとも言えないワクワク感があるんですね。
「今年はどんな香りかな」
「どんなお醤油になるかな」って。
実は今年のもろみは、いつもより水分が少なくて、
ちょっとお味噌みたいな感じになっていたんです(><)

今までとは全然違う表情だったので
「ええっ、これ大丈夫かな?」
「どんな風に絞れるんだろう」
って心配になってしまいました。
でも、これが生き物である菌を育てるということなんですよね。
毎年毎年、同じように仕込んでも絶対に同じにはならない。
その驚きこそが、手作りの醍醐味なんです。
プロの絞り師さんと一緒に。疑問を解決しながらの共同作業

絞りの日は、長野からプロの絞り師さんをお呼びして、専用の道具で絞っていただきます。
お味噌みたいになってしまったもろみを見ながら、絞り師さんに
「なぜ今年はこのようになったんでしょうか?」
と理由を聞いたり、相談したりしながら作業を進めていきました。
「なるほど、今年のあの時期の気候が影響しているんだな」と、
プロの知恵と経験に触れながら疑問を解決していく時間は、本当に面白くて学びが多いんです。

絞り師さんの確かな技術と、参加したメンバーの
「美味しくなあれ」という力が集結して、
少しずつ少しずつ、琥珀色の美しい一番搾りのお醤油がポタポタと滴り落ちていく。
その香ばしい匂いが辺りに漂うと、なんとも言えない幸せな気持ちになります。

みんなの個性が大集合!一品持ち寄りの豪華な青空ランチ
絞りの作業が一段落すると、みんなでお昼ご飯の時間を迎えます。
今回は7人のメンバーでお醤油を作ったんですが、東京方面から見学に来てくださった方や、今は少しお休みしているメンバーも遊びに来てくれて、とても賑やかな時間になりました。
暮らしや性格が表れる「持ち寄りおかず」の面白さ

Screenshot
ランチは「一品持ち寄り」という形でお昼を食べることにしました。
一人一品、手作りのおかずやおやつを持ってきてもらったんですが、みんなが持ち寄ったものを並べてみたら、ものすごい数になって最高に豪華なランチになったんです!
これがまた、本当に面白いんですよ。
一品一品に、その方の普段の暮らしぶりとか、性格とか、好みがすごく素直に表れているんですね。
「あ、こういう味付けが好きなんだな」とか
「こんな風に季節の野菜をアレンジするんだな」とか。
それぞれの個性が集まることで、びっくりするくらいバラエティ豊かな食卓になる。
ただ食べるだけじゃなくて、みんなの暮らしを少しずつおすそ分けしてもらっているような、そんな温かい気持ちになる食卓でした。
大人になってから気づく、無邪気に外で食べるご飯の美味しさ

青空の下、みんなでワイワイとその豪華なランチを食べていた時、あるメンバーがふと言ったんです。
「外でみんなでご飯食べるなんて、本当に久しぶり」
その言葉を聞いて、私もハッとしました。
あぁ、そうだな。
大人になると、こういう無邪気で温かい時間って、意識して作らないとなかなか持てないんだなって。
私自身も、こんな風に気の置けない仲間と外でご飯を食べるなんて
1年のうちに数えるほどしかありません。
だからこそ、青空の下で美味しいものを囲んで笑い合う時間が、
じんわりと心を満たしてくれるのを感じて、本当に嬉しいなって思いました。
利害関係のない仲間と過ごす「第三の居場所」
一つのものを、みんなで心を込めて作り上げる。
そして、その過程で一緒にご飯を食べて、温かい時間を過ごす。
昔ながらの「村仕事」が教えてくれる、称賛し合える関係

これって、昔の村や長屋では当たり前だった風景なんじゃないかなって思うんです。
絞り師さんは、こういう手仕事の集まりを
「村仕事」
と呼んでいます。
大人になってから、職場や家庭とは違う、まったく利害関係のない仲間ができる。
一緒に手を動かして、出来上がったものを食べて
「美味しいね!」「すごいね!」
って無邪気に称賛し合える。
これこそが、発酵を通じたコミュニティの最大の魅力であり、
面白さなんだと改めて確信しました。
昨日絞ったお醤油には、大豆や麦の旨味だけじゃなくて、
この「楽しい時間」という最高のスパイスがたっぷりと溶け込んでいるはずです。
今年からは山梨のアトリエでも!新しいお醤油チームがスタート

そして、この感動のバトンは今年も続いていきます。
なんと今年から、私の山梨のアトリエでも新しく「お醤油チーム」がスタートすることになりました!
自然豊かな山梨のアトリエで、季節の移ろいを感じながら、みんなで集まって天地返しをして、また一緒にお昼ご飯を食べたいなと思っています。
新しい仲間たちとそんな1年を過ごしていけると思うと、
今から本当にワクワクしています。
嬉しいことに、山梨県内の方よりも県外から通ってくださるメンバーの方が多いんです。
みんな張り切って天地返しに来てくれる予定で、本当にありがたいですね。
まとめ:発酵が繋いでくれる、温かい暮らしのスパイス

「買う暮らし」から、仲間と「育てる暮らし」へ。
大人になると、どうしても職場と家庭の往復だけで毎日が過ぎてしまいがちです。
だからこそ、発酵という共通の趣味や、暮らし方への共感で集まれる
「第三の居場所(サードプレイス)」
って、すごく貴重だと思うんです。
もし皆さんも何かの機会があれば、こういう育てる暮らしへ
一歩踏み出していただけたら嬉しいなと思っています。
ぱん蔵のコミュニティでも、これからもっともっと楽しいこと
面白い村仕事を企画していきますので、楽しみにしていてくださいね!
今日のお話が、少しでも皆さんの暮らしのスパイスになったら嬉しいです。
(おまけ)
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「ルミコさんの講座を受けて、自分で頭を使って観察して問題を解決していくことが身につけられたのは財産です」
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