スーパーでいつでも食材が買える時代に、あえて季節の手仕事に時間をかけてみませんか?
タケノコのアク抜き、そら豆で作る自家製豆板醤、
ふき味噌、そして梅仕事。完璧じゃなくて大丈夫です。
5月の自然のサイクルに少しだけ自分を合わせ
心と体をふんわり整える
「ゆる発酵手仕事」
の魅力をお伝えします。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
毎朝メールより音声配信をしています。
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家族も喜ぶ『ゆる自然食』|そら豆の豆板醤と梅仕事で味わう5月の香り
私のアトリエがある山梨県北杜市でも、木々の緑が本当に濃くなってきました。
朝、お天気のいい時に窓を開けると、清々しい初夏の香りがすーっと入ってきて、とても心地のいい季節です。
スーパーに行けば1年中同じ食材が手に入る今の時代。
でも、あえて「今、この時期にしかできないこと」に少しだけ時間を割いてみる。
それが、日常を丁寧に生きるということにつながるんじゃないかなと、この季節になるたびに感じます。
今日は、そんな5月の自然が教えてくれる、心と体をふんわり整える
「発酵の手仕事」
についてお話ししたいと思います。
「忙しくて無理!」
と思っている方にこそ読んでいただきたい、ちょっとしたワクワクのヒントです^ ^
5月の風と香りをリビングに迎える

初夏の手仕事といえば、やっぱり外せないのが「梅仕事」ですよね。
私の発酵クラスでも、まずは出始めの青梅を使った梅エキスからスタートします。
青梅は他にも梅酒やシロップなどにも使えます。
これからどんどん暑くなる時期に向けて、仕上がった梅シロップがお水や炭酸で割って体を潤してくれると思うと、仕込む時間も楽しくなります。
そして、もう少し季節が進むと、いよいよ完熟梅の出番です。

梅を買ってきて(あるいは頂いて)部屋に置いておくと、完熟してきて
部屋に入ってきた途端、ふわっと甘い香りが漂うんです。
「わぁ、完熟してきたな」っていうあの喜び。
昔、子どもたちが「プラムだ!」と間違えて「食べたい!」と言っていたくらい、
本当にいい香りがして、いよいよ梅干しや梅ジャムを仕込むぞ、と胸が高鳴ります。
梅の表情を見ながら、
「今年はどんな風に仕込もうかな」
と考える時間は、まさに自然と対話しているような、とても豊かな時間です。
タケノコと過ごす「待つ」楽しみ

そして、5月といえばタケノコ!
今年はとても豊作のようですね。
道の駅などでもたくさん見かけますし、ご近所さんから美味しく煮たものを頂いたりして、私もタケノコを存分に堪能しています。
買ってきたタケノコ、あるいは自分で掘ってきたタケノコを、米ぬかと一緒に大きなお鍋でコトコト茹でるアク抜きの時間。
この茹でている間、皆さんは何を考えていますか?
私はお鍋を見つめながら、
「上の柔らかいところはお吸い物や和え物にしよう」
「下のしっかりした部分は、筑前煮みたいな煮物にしようかな」
なんて、部位ごとの料理を想像しているんです。
少し時間はかかるけれど、ただ茹で上がりを待つこの時間が、なんとも言えず贅沢で
「あ、私やってる感あるな」
って、心がほっこりするんですよね笑
茹で上がったタケノコは、木の芽と合わせて香りを楽しんだり、
お味噌やたまり醤油に漬け込んでおくと、日持ちもして旨味もぐっと深まるのでとってもおすすめです。
そら豆と麹で醸す、我が家だけの豆板醤

もう一つ、この時期ならではの自然食としてご紹介したいのが「そら豆」です。
塩茹でして食べるのももちろん美味しいのですが、5月に旬を迎えるそら豆と、麹、唐辛子を合わせて発酵させると……市販のものとは比べ物にならないくらい香りの良い「自家製豆板醤」ができるんです!
発酵の面白さを存分に味わえて、お料理に使った時の家族の「これ、美味しい!」っていう反応も嬉しくて。手作りの調味料って、やっぱり格別ですね。
また、ほろ苦い山菜の「ふき」を刻んで、自分で仕込んだ自家製味噌と一緒に炒めた「ふき味噌」も、初夏の香りを味わえる素晴らしい一品です。

季節の移ろいを頭で理解するだけじゃなく、自分の手を動かして、香りを感じて、発酵の力で保存していく。
そうやって仕込んだ瓶がキッチンの片隅に並んでいく景色を眺めるだけでも、
「なんか幸せだな」
と、じんわり心が満たされていきます。
完璧じゃなくていい。「少しずつ」が明日のワクワクを作る

ここまで読んで、「なんだか楽しそうだけど、私にはそんなに時間をかける余裕がないかも……」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫です!
毎日の生活の中で、すべてを完璧にする必要なんて全くありません。
例えば、
「今日はタケノコを茹でるだけ」
「週末は梅のヘタを取るだけ」
そんな風に、本当にちょっとずつでいいんです。
「いっぺんに全部やらなきゃ!」と思うと、それはプレッシャーになって「もうやりたくない……」と負担になってしまいますよね。
実は、「全部を今日やってしまわない」ことには、すごいメリットがあるんです。
それは、「明日はこれをやろう♪」という、次の日のワクワクする気持ちに繋がるということ。
自然のサイクルに、自分を少しだけ合わせてみる。
無理のない範囲で、今日できることだけをやって、残りは明日の楽しみに取っておく。
それだけで、私たちの心と体はすーっと整っていくものだと思います。
季節のめぐりを食卓へ

今日の食卓に、一つでも初夏の風を感じるものが乗っているといいな。
そんな風に、気負わずに気軽に、発酵の手仕事を楽しんでいただけたら嬉しいです。
自家製酵母のパン生地も、気温が上がってきて発酵のペースが変わってくる時期です。
ぜひ、生地の小さな変化も見逃さずに、この季節ならではのパン作りを楽しんでみてくださいね。
「完璧じゃなくていいんだ」と肩の力を抜いて、私と一緒に『ゆる自然食』を始めてみませんか?ぜひお気軽に登録して、メッセージを受け取ってくださいね。
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それでは、心地よい新緑の季節を、どうぞ心豊かにお過ごしください。
ぱん蔵の椿留美子でした!




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