料理が「こなすもの」から「遊び」に変わった日——発酵調味料を仕込み始めてから変わったこと

田舎暮らし

料理が「作らなきゃ」という義務から

「試してみよう」

という遊びに変わったきっかけは、味噌でした。

 

発酵調味料を仕込み始めてから

台所への気持ちが変わった話を、体験とともにお伝えします。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

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料理が「こなすもの」から「遊び」に変わった日——発酵調味料を仕込み始めてから変わったこと

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「作らなきゃ」と思っていた頃のこと

 

料理が嫌いだったわけではありません。

でも、ずっと「作らなきゃいけないもの」という感覚がありました。

特にしんどかったのは、子どもがまだ保育園の頃です。

 

当時、シングルマザーで劇団に所属していました。

朝起きて、子どものご飯を作って食べさせて、

朝ごはんを作りながら夜の仕込みもして、

子どもを保育園に送ってそのまま稽古へ——という毎日でした。

 

帰ってきたらすぐ子どもに食べさせて寝かしつけ。

だから仕込みは朝のうちに済ませていました。

 

パッと出せるものを準備しておくことが、自分の中のミッションでした。

料理は嫌いじゃなかったし、作ること自体は楽しいとも思っていました。

でも「今日何を作ろう」という気持ちより、

「今日も作らなきゃ」という気持ちの方が強かった。

義務として、毎日のルーティンの中にはめ込まれていた感覚です。

 

 

自然食の宅配カタログで見つけた、味噌作りのセット

 

転機は、味噌でした。

当時、自然食や有機野菜の宅配を取っていて、

そのカタログに毎年冬になると「味噌作りセット」が載っていたんです。

大豆・米麹・塩・容器がセットになっていて、

ずっと気になっていたのですが、ある日勇気を出して注文してみました。

 

大豆を煮て、麹と塩を混ぜて、容器に詰めていく。

難しいことは何もない作業なのですが、

出来上がった味噌が、びっくりするほど美味しかったんです!

 

自分で仕込んだ味噌で作る味噌汁が、こんなにおいしいものかと。

そして、時間が経つにつれて味が変わってくる。

その味の変わった味噌をブレンドしてみる・・・

その後、

「材料を変えたら?」

「麹の割合を変えたら?」

など、考えるようになりました。

発酵調味料を仕込み始めてから、「試してみる」という感覚が生まれたんです。

 

 

ママ友と、田舎のおじいちゃんおばあちゃんと

その後、ママ友たちが味噌を作っているのに声をかけてもらいました。

キットを使って一緒に仕込む会で、これがまた美味しかった。

「私も毎年参加する!」と仲間に入れてもらうようになりました。

 

田舎に移住してからは、もっとダイナミックになりました。

農家さんや近所のおじいちゃんおばあちゃんたちと、

薪で大豆を炊いて共同で味噌を仕込むようになったんです。

 

 

農家さんから麹屋さんのミンチする機械を借りてきて、

大きな樽に大豆と麹を入れて、みんなで大量に仕込む。

 

おじいちゃんが大きなたらいにガーっと入れて力いっぱい混ぜてくれるんですが、

これがもう本当にダイナミックで。

 

薪の火のそばで作業しているから煤が飛んでくるし、

みんなしゃべりながら仕込むから唾も飛ぶし、汗も飛ぶ(笑)。

おばあちゃんがおじいちゃんに

「〇〇さん、マスクしてよ、唾が飛ぶでしょ!」と言いながら、

でも笑いながらワイワイやっているあの空気感が、本当に楽しかった。

 

清潔さとはちょっと違う次元のにぎやかさでしたが、

それで良いんだ!っておおらかな気持ちにさせてもらえた体験でした。

 

 

甘酒・塩麹・醤油麹——並べて混ぜて、遊ぶ楽しさ

 

味噌の次に作ったのが「甘酒」です。

これも自分で作れることの喜びがありました。

とにかく美味しい!

麹とご飯でこんなに甘くて美味しいものが出来上がるなんて感激でした。

 

そして今流行りの、塩麹・醤油麹などの麹調味料。

作り方はさらにシンプルで、混ぜて待つだけ。

でもいくつか作って台所に並べてみると、

「これとこれを組み合わせたらどうなるかな」とやってみる。

 

醤油麹とにんにく麹を合わせてたれにしてみる。

塩麹に少し甘酒を加えてみる。

 

そういう小さな実験が、料理の中に増えてきました。

難しいことではなくて、並べて、少し混ぜてみて、味を見る。

それだけなんですが、これが台所での「遊び」になっていきました。

 

 

「作らなきゃ」から「試してみよう」へ

 

発酵調味料を仕込み始めてから、料理への気持ちが変わりました。

「作らなきゃ」という義務感がなくなったわけではありません。

でもその中に、「試してみよう」「これを入れたらどうなるかな」という

好奇心が入ってきたんです。

 

混ぜて、待って、それだけで何かが変わっていく。

 

その変化を楽しみに待つ時間も含めて、全部が面白い。

料理が義務に感じている方がいたら、

一度、発酵調味料を手作りしてみることをおすすめします。

台所に入る理由が、少し変わってくるかもしれません ^ ^

 

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発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

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「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

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