味噌と梅干しから始まった——発酵を伝え続ける理由

なぜパン教室が発酵も教えているのか。

 

東城百合子先生の言葉との出会い、

「おばあちゃんのレシピクラブ」という原点

移住先で受け継いだ暮らしの知恵

 

——発酵を伝え続ける理由を語ります。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

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味噌と梅干しから始まった——発酵を伝え続ける理由

 

パン教室なのに、なぜ発酵も教えているのか。

生徒さんから「なぜ?」と聞かれることは、じつはほとんどありません。

みなさん自然に受け入れてくださっています。

でも改めて、話してみたいと思います。

パンと発酵と、そして発酵スイーツ。

今振り返ると、全部つながっていました。

 

 

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一冊の雑誌との出会い——「これは伝えなければ」と思った日

発酵を教えるようになったのは、パン教室を始めて間もない頃のことです。

きっかけは、雑誌に書かれていた言葉でした。

 

東城百合子先生の言葉が教えてくれたこと

自然療法の第一人者として知られる東城百合子先生が、雑誌にこんな内容が書いていたんです。(正確な言葉は覚えていませんがこんな内容です)

 

「私たちの暮らしに必要なのは、味噌と梅干しとたくあん。これがあれば健康に生きていける」

 

これを読んだとき、「これは伝えなければいけない」と思いました。

味噌も梅干しもたくあんも、全部昔ながらの知恵です。

暮らしの知恵、発酵の知恵、保存の知恵——それが三つにぎゅっと詰まっている。

発酵食品が暮らしの中心にあるということは、

単なる食事の話ではなく、生き方の話だと思いました。

 

東京でたくあん作りに挑戦して、失敗した頃のこと

 

当時はまだ東京にいました。

味噌は作っていましたが、梅干しはまだで、たくあんも作ったことがなかった。

「よし、たくあんを作ってみよう」と思って始めてみたんですが、カビが生えてしまって。

少量だけ漬けようとすると失敗しやすいんですよね。

 

うまくできたとしても、「これが正解なのかな?」と不安になる繰り返しでした(笑)

 

そんな失敗をしながら、それでも続けていた。

今思えば、あの頃から「伝えたい」という気持ちが動き始めていたのかもしれません。

 

 

「おばあちゃんのレシピクラブ」という名前の発酵教室

 

今は「発酵クラス」と呼んでいますが、

最初の名前は「おばあちゃんのレシピクラブ」でした。

この名前を知っている方は、初期の頃の生徒さんか、

ブログを遡って読んでくださった方だと思います。

知る人ぞ知る(!)名前なので、レアな方です笑

 

移住先のおばあちゃんたちから受け継いだ暮らしの知恵

 

山梨に移住したことが、発酵クラスの始まりに大きく関係しています。

移住先の地元の農家さんや、周りのおばあちゃんたちの暮らしを見る機会がありました。

話を聞いたり、教えてもらったり、一緒に作ったり。

昔の暮らしの中に、発酵が当たり前にありました。

手前味噌を作って、梅干しを漬けて、漬物を作って——それが日常だった。

 

消えていく発酵の知恵を、残していきたかった

 

その光景を見て、これは伝えていかなければなくなってしまうと感じました。

消えていく現実も、身近に見てきました。

 

だから教室の名前も「おばあちゃんのレシピクラブ」になったんです。

おばあちゃんたちから受け継いだものを、次の世代へ。

そういう気持ちが、発酵クラスの原点にあります。

 

 

パンだけでいいと思っていた頃——そして転機

最初は、パンだけを教えていればいいと思っていました。

パンが得意分野だったし、発酵クラスはパンの生徒さん向けに「興味のある方はどうぞ」という程度にひっそりやっていました。

それで十分だと思っていたんです。

ところがだんだん、発酵クラスを受けたいという生徒さんが増えていきました。

 

2020年、一般クラスをやめると決めた日

 

2020年、ちょうどコロナの時期に、パンのプロ向け講座を作りました。

そのタイミングで、一般クラスはやめようと決めました。

仕事にしたい方向けのパン教室に振り切ろうと思ったんです。

「一般クラスをやめます」と生徒さんに伝えるのは、申し訳ない気持ちもありました。

でも私の人生のステップとして、そう決断しました。

 

「先生と繋がっていたい」と言ってくれた生徒さんの言葉

そしたら、一般クラスに来てくれていた生徒さんたちが、一気に発酵クラスへ移ってきてくれたんです。

「先生と繋がっていたい」と言ってくださった方が大勢いて。

 

本当に嬉しかった。

 

「パンも好きだけど、発酵も好きなんです」という声もたくさんいただきました。

天然酵母のパンをやりたいと思う方は、発酵が好きなんですよね。

食に関心があって、自然体の暮らし方に憧れている方が多い。

その方たちが発酵クラスへ来てくださったのは、とても自然な流れでした。

 

 

全部つながっていた——発酵暮らしという一本の線

今振り返ると、全部つながっていました。

 

天然酵母パンも、味噌も、梅干しも、発酵スイーツも

天然酵母でパンを焼くこと自体が、発酵の力を借りることです。

味噌も梅干しも漬物も、

発酵の力を借りたり、昔ながらの知恵で生きている保存食です。

 

それを伝えてきたことが、全部一本の線でつながっている

 

私の中では、天然酵母パンを焼くことは発酵暮らしの一部です。

発酵食を暮らしに取り入れること、パンを焼くこと、発酵スイーツを焼くこと

——全部がその人の暮らしを豊かにすることにつながっています。

 

「なぜ両方教えるのか」への答え

「なぜパンと発酵を両方教えるのか」という問いへの答えは、こうです。

 

どちらかではなく

全部が発酵暮らしだから。

 

発酵って、時間をかけてじっくり深まっていくものですよね。

私が発酵を伝え続ける理由も、きっとそれと同じです。

積み重ねてきたものが、これからもっと深まっていく。

 

東城百合子先生の言葉との出会い

おばあちゃんのレシピクラブ

移住先で受け継いだ暮らしの知恵

 

——全部がつながって、今の私があります。

 

 

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発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

田舎暮らしたくあん&柚子胡椒お味噌梅干し

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