江戸時代の日本人はなぜお腹を壊さなかったのか——先人の食卓に学ぶ腸活の原点

田舎暮らし

江戸時代の日本人はなぜお腹が丈夫だったのか。

脚気の歴史から精製食品の問題、

梅干し・味噌・漬物という発酵食の原点まで。

先人の食卓に学ぶ腸活の知恵をお伝えします。

 

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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

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江戸時代の日本人はなぜお腹を壊さなかったのか——先人の食卓に学ぶ腸活の原点

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「腸活」という言葉のなかった時代

 

腸活という言葉が、今やあちこちで聞かれるようになりました。

発酵食品が体にいい、腸内環境を整えましょう——

ネットを開けば、腸に関する情報があふれています。

 

でもふと思うのは、

昔の日本人は「腸活しなきゃ」なんて意識していなかったはずなのに、

お腹が丈夫だったのではないかということです。

 

なぜ昔の人は、特別なことをしなくても体が丈夫だったのか。

その答えは、毎日の食卓にあったと思っています。

 

 

脚気が教えてくれること——精製することで失われるもの

 

江戸時代に、脚気という病気が大流行しました。

「江戸患い」とも呼ばれるほど、多くの人が苦しんだ病気です。

手足がしびれて力が入らなくなり、食欲不振や倦怠感を引き起こします。

 

原因は、食生活の変化でした。

 

それまで食べていた玄米から、白米に変わったことが大きかったと言われています。

玄米には食物繊維やビタミンB1が豊富に含まれていますが、

精製して白米にすることで、その栄養が削ぎ落とされてしまいます。

ビタミンB1の不足が、脚気を引き起こしていたのです。

 

これは明治時代にも繰り返されました。

白米が一般市民にも広まるにつれ、脚気がさらに大流行したのです。

精製することで食べやすくなる。でも大切な栄養は失われる。

これは、今の時代にもそのままつながる話です。

 

砂糖も精製され、塩も精製され、小麦粉も精製される。

食べやすく扱いやすくなるほど、本来あったものが少しずつ削ぎ落とされていきます。

 

 

江戸時代の食卓はシンプルだった

 

では、江戸時代の人たちはどんなものを食べていたのか。

基本は、ごはんと汁物と漬物です。

梅干し、味噌汁、たくあん、ぬか漬け——

こういうものが毎日の食卓に当たり前にありました。

 

調味料も種類は少なく、塩・醤油・酒がシンプルに使われていました。

みりんは江戸時代には主に飲み物として使われていて、料理への使用が記録に現れるのは1785年頃から。

しかも鰻屋・蕎麦屋などの料理店でのたれやつゆが中心で、一般家庭に広まったのは昭和30年代以降のことのようです。

 

今のように塩麹・醤油麹・甘酒といった発酵調味料を使いこなすという感覚ではなく、

ごく基本的な調味料を毎日使っていたのです。

 

でもその「毎日同じもの」の中に、発酵食品がごく自然に組み込まれていました。

味噌も、ぬか漬けも、醤油も——全部、発酵食品です。

腸活を意識していたわけじゃなく、食べていたら自然と腸に良いものが入ってきていた。

これが、昔の人のお腹が丈夫だった理由の一つだと思っています。

 

塩麹は江戸時代にもあった——でも使い方は違う

 

ちょっと気になって調べてみると、塩麹は江戸時代の文献にも出てくることがわかりました。

江戸時代の食の書物「本朝食鑑」に「塩麹漬」という言葉が登場しています。

 

ただ、今みたいに塩麹で何でも漬けよう、炒め物に使おうという、万能調味料としての使い方は、比較的最近のものです。

ブームになったのはここ10年くらいのこと。

醤油麹にいたっては、もっと新しいものです。

 

発酵の知恵そのものは昔からあったけれど、

それを現代の暮らしに合わせてアレンジしたものが今の麹調味料なのです。

形は変わっても、根っこにある知恵は先人から続いている——そう思うと、面白いですね。

 

 

まず梅干し・味噌・漬物から——私の原点でもある3つ

 

発酵食を始めたとき、最初に意識したのも梅干し・味噌・漬物の3つでした。

難しいことは何もなくて、毎日の食卓にこの3つを置く。

それだけでいいと思っています。

 

梅干しなら、ごはんに一粒のせるだけ。

味噌なら、朝に一杯の味噌汁を作るだけ。

漬物なら、ぬか床に野菜を入れておくだけ。

 

シンプルだけど、毎日続けると体が変わってくる感覚があります。

腸活とは、特別なことをするのではなく、

昔の人が普通にやっていたことを、もう一度暮らしに取り戻すことだと思っています。

 

 

大切なのは「本物」を選ぶこと

 

ここで一つ、大切なことをお伝えします。

スーパーに並ぶ梅干しや漬物の多くは、添加物や調味料で味付けされたものです。

梅干しらしい味に仕上げた加工品が、本物の梅干しと並んで売られています。

 

できれば、本物を選んでほしいのです。

 

梅と塩だけで作られた梅干し。

大豆と米麹と塩だけで作られた味噌。

本物の素材だけで作られたぬか漬け。

 

梅干しも味噌も漬物も、実は手作りできるものです。

難しそうに見えますが、作ってみると意外とシンプルです。

 

ぱん蔵のワークショップでもやっています。

味噌作り – 味噌作り教室どんな感じでやってるの?発酵クラスの様子をご紹介します

梅干し手作り教室|本物の梅干しを学ぶ「梅仕事」体験

発酵教室 たくあん作り – 自家製酵母パン教室が開催する発酵の暮らし

 

手作りが難しい方は、まず本物を見つけることから始めてみてください。

先人の知恵はシンプルです。

 

いろんなものを積み重ねた食事から、大切なものだけをそぎ落としていく。

梅干し・味噌・漬物——この3つが、腸活の原点です。

 

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発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

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