夜中の2時まで煮詰めた梅肉エキス——台所に置いておくだけで、家族の体を守ってくれる話

毎年青梅の季節に手作りする梅肉エキス。

夜中の2時まで煮詰めた生徒さんのエピソードとともに、

クエン酸・ムメフラールの効果や

台所の常備薬としての使い方をご紹介します。

 

**************

 

発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

毎朝メールより音声配信をしています。

このお話を音声で聞きたい方はこちらから

 

 

夜中の2時まで煮詰めた梅肉エキス——台所に置いておくだけで、家族の体を守ってくれる話

昨日、発酵クラスの対面ワークショップをやりました。

テーマは梅肉エキス。

毎年この時期に集まって、みんなで一緒に作るんですが、 今年もメンバー全員リピーターさんでした。

 

田舎暮らし発酵自然食メルマガ

 

田舎暮らしの知恵や発酵食、自然食などの情報、

毎朝音声配信してます!

こちらのメルマガからお届けしています。

メルマガ限定のお得な割引特典のお知らせもあります。

興味のある方は登録してみてくださいね!

 

 

レッスンが始まる前のエピソードに、感動!

「実は昨日の夜、自分でもう作ってみたんです。 夜中の2時になってしまって……」

レッスンが始まる前に、一人の方がそっと話してくれました。

 

寝不足のまま来て、今日もまた梅肉エキスを作る、と(笑)

驚いたんですけど、同時にじーんとするんです。

 

夜中の2時まで火の前で鍋を見つめて、それでもまた翌日来てしまうくらい続けたい理由がある。

そういう方たちが何年も来てくれているというのが、この教室の一番の宝だなあと思っています。

 

 

梅肉エキスって、何?

 

まず知らない方のために、少しだけ。

梅肉エキスとは、青梅の果汁をしぼって、じっくりと煮詰めていく、真っ黒でとろりとした濃縮エキスのことです。

 

材料はシンプルで、青梅とお鍋と時間だけ。

 

でもこれが、すごいんです。

青梅1kgから作れるのは、わずか約20g。

スーパーで売られているひとパック(1kg)が、ほんの少しの黒いエキスになる。

 

だからこそ、成分がぎゅっと凝縮されています。

ちょうど今の時期、スーパーでも青梅を見かけるようになってきました。

青梅の短い旬の間にしかできないこの仕事が、

毎年この季節の「決まりごと」になっています。

 

 

梅肉エキスにしか含まれない「ムメフラール」という成分

 

梅肉エキスの成分で特に注目したいのが、「ムメフラール」です。

これ、生の青梅には含まれていないんです。

加熱して煮詰める過程で、初めて生まれる成分。

だから夜中の2時まで火を守り続けた、あの時間に意味がある。

 

ムメフラールには血流を改善する働きがあり、

血液をさらさらにして体の隅々まで酸素と栄養を届けやすくしてくれると言われています。

疲れやすい、体が重い、そんな時にもじわじわと力を貸してくれます。

 

 

腸内環境・殺菌効果——クエン酸の底力

 

梅肉エキスの主な成分は、クエン酸・リンゴ酸・カテキン酸などの有機酸です。

これらが腸の中の悪玉菌をやっつけて、善玉菌が元気になれる環境を整えてくれます。

O-157やサルモネラ菌の増殖を抑えるというデータも出ているほど、殺菌力は本物です。

 

だから

お腹が痛いとき、食べ過ぎたとき、胃腸が疲れているとき——

 

そんな時に少し舐めるだけで、体がほっとするような感覚があります。

私自身も子供の頃、お腹を壊した時に母が飲ませてくれていました。

あの味と、飲んだあとに少し楽になった感覚を、今でも覚えています。

 

 

子どもが「飲みたい」と言う——体の声を信じること

昨日のレッスンで、こんな話を聞かせてもらいました。

 

「うちの子、お腹が痛いときに自分から梅肉エキスを飲みたがるんです。

飲むと楽になるって言って」

 

これ、すごいなと思って。

 

子どもって、正直です。

体が「これが必要だ」と感じたら、ちゃんとそちらに向かう。

 

気持ちの問題かもしれないけれど(!)、 何度も経験して

「これを飲んだら楽になった」

という記憶が体に刻まれているんだと思います。

 

また別の方は、

「冬になるとインフルエンザが流行るので、毎日子どもに飲ませています」

と話してくれました。

梅に含まれるポリフェノールには、インフルエンザウイルスの増殖を抑える働きがあるとも言われています。

台所に置いておくだけで、家族の健康を守ってくれる。

そんな存在が、昔からずっとそこにあったんですね。

 

 

飲み方は、ほんの少しでいい

 

梅肉エキスは、たくさん飲む必要はありません。

箸やスプーンの先にちょっとつけて、舐めるだけでもいい。

お湯に溶かして、飲み物として飲むのもいいです。

少量でも、しっかりした味と効果を感じられます。

 

「薬を飲む」という感覚じゃなくて、

「食べ物で整える」

という感覚で使っていただけると、長続きすると思います。

 

 

台所の棚に、ひとつ置いておく

 

うちの教室に来てくれている方たちは、みなさん梅肉エキスを台所の常備薬として使ってくれています。

薬箱の中じゃなくて、台所の棚に置いてある。

堂々と(笑)

いざというときに手が伸びる。

薬に頼るんじゃなくて、食べ物で体を整える。

 

昔の人たちが当たり前にやっていたことを、

今もこうして続けていく。

 

毎年青梅の季節に集まって、一緒に作るその行為自体が、

体と心を整えることにつながっているんじゃないかなと思っています。

 

 

作るのが難しければ、購入から始めてもいい

 

「作ってみたいけど、時間が……」

という方は、まずは購入してみることからでも大丈夫です。

 

「梅肉エキス」で検索すると、ネットでもいろいろな商品が出てきます。

一度その味と効果を体験してみてから、来年の青梅の季節に手作りに挑戦する——そういう順番でも、全然いいと思います。

この時期にひとつ、台所に置いてみてください。

きっと、家族の誰かが手を伸ばす日が来ます。

 

梅肉エキス作りについてそのほかの記事はこちら

青梅の時期限定!梅肉エキスの作り方と効能|気候変動で変わる季節の梅仕事

昨年のレッスンの様子はこちら

梅肉エキス作り教室 終わりました!どんなふうに作るの?レッスンレポ

 

 

\もっと発酵を楽しみたいあなたへ/

発酵情報や発酵講座の最新情報は、メルマガで配信中です♪

👉 📩 メルマガ登録はこちら

ぱん蔵の気ままなメルマガをお送りしています。

田舎暮らし自然食、パン作りのコツ、レッスンのことなど

その時感じたことを毎朝音声配信しています。

興味のある方は登録してみてくださいね!

 

発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

梅肉エキス食と健康

コメント