更年期の症状と腸内環境には深い関係があります。
エストロボローム
という言葉をご存知ですか?
毎日の味噌汁やぬか漬けが、ホルモンバランスを整える一歩になるかもしれません。
今回はそんなお話をしました。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
毎朝メールより音声配信をしています。
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更年期と腸は、実はつながっている——手作り発酵が”心の安定”をつくる理由
ヘナのサロンで聞いた話と、子どもの頃の記憶

数年続くホットフラッシュ——「そんなに大変なんだ」と初めて実感した日
先日、月に一度通っているヘナのサロンに行ってきました。
ヘナっていうのは、天然の植物染めで髪を染める方法なんですが、
施術中ってわりといろんな話になるんですよね。
そこで施術をしてくださっている方と更年期の話になりました。
「更年期、年齢的に早く始まってのホットフラッシュがひどかった!数年続いて、実は今でも時々あるのよ〜」
と話してくれました。
ホットフラッシュっていうのは、突然カーっと体が熱くなって、
汗がぼたぼたっと出てきて。
でも、その時間が過ぎるとスッと引いて、何事もなかったみたいになる。
あの不思議な症状のことですね。
それが何年も続いているって聞いて、私は正直、驚きました。
「そんなに大変なんだ」と。
思い出した母親の姿——あれが更年期だったんだ
その話を聞きながら、ふいに昔の頃の記憶がよみがえってきました。
まだ私が若い頃、母親が急に「暑い、暑い」と言い出して、
汗をかきながら扇子をパタパタさせていたんですよね。
その時間が過ぎると、けろっとして何事もなかったように過ごす。
私は「何やってるんだろう」と不思議に思っていましたが、
後にわかりました。
あれが、更年期のホットフラッシュだったんですね。
自分がその年齢になって初めて、母親がどれほど大変だったかを実感した気がしています。
私自身は、ほとんど更年期を感じなかった
ホットフラッシュも、心の不安定さも、思い返すとなかった
実はですね、私自身は更年期をほとんど感じずに過ごしてきました。
年齢的には、もうその時期は終わっていると思うんですが。
ホットフラッシュのような強い症状はなかったし、
気持ちが大きく揺れるとか、眠れない夜が続くとか、
よく言われるような症状を、思い返してもほとんど感じていなくて。
ヘナの方のお話を聞いて「そんなに大変なものだったの?」と、
逆に驚いてしまったくらいです。
理由は断言できないけれど、心当たりはひとつある

なぜ私はあまり感じなかったんだろう、と改めて考えてみると、
正直なところ、理由を断言することはできないんですよね。
体質もあるでしょうし、遺伝的なこともあるかもしれない。
でもひとつ、心当たりがあるとしたら。
毎日の発酵食と、手作りの暮らし。
それが関係していたんじゃないかなと、今は思っています。
腸とエストロゲンは、こうしてつながっている
「エストロボローム」という言葉を知っていますか

ここで少し、腸とホルモンのお話をさせてください。
更年期というのは、女性ホルモンのエストロゲンが減ることで起きる変化だそうです。
このエストロゲン、実は腸の中で「もう一度使えるように再活性化」されているって、
知っていましたか?
「エストロボローム」という言葉があるんですが、
これは腸内細菌とホルモンの代謝の関係を示す考え方で、
腸内細菌の中には、エストロゲンの代謝に関わるグループが存在していて、
腸内環境が整っていると、このホルモンの循環がうまく機能しやすくなると言われています。
逆に、腸内環境が乱れると、ホルモンのバランスも崩れやすくなる。
そういう研究が、少しずつ出てきているんですよね。
腸内環境を整えることは、ホルモンバランスへの一歩
もちろん、更年期の辛さには個人差があります。
体質・遺伝・ストレス・環境、さまざまな要因が重なりますから、
「腸を整えれば絶対に大丈夫」なんてことは誰にも言えない。
でも、
「腸を整えることは、ホルモンバランスを助ける一歩になる」
これは確かに言えることだと、私は思っています。
更年期と腸は、切っても切れない関係がある。
だから今日のタイトルを「つながっている」にしたんです。
私の毎日の発酵ルーティン——ゆるくていい、続けることが大事
毎朝の味噌汁と、ぬか漬けだけは欠かさない

私の毎日の発酵ルーティンをお伝えすると、
まず味噌汁は毎朝飲んでいます。
これはもう、何年も続けていること。
あとはぬか漬けも、毎日かき混ぜて、食べています。
ぬか床って生き物みたいなもので、毎日触れることで菌の状態がわかってくるんですよね。
「今日は少し酸っぱいな」
「元気そうだな」
って、なんとなく感じながら。
この二つは、暮らしの中にごく自然に入っています。
豆乳ヨーグルトはうまくいった日だけ。それでいい

もう一つ、米のとぎ汁から乳酸菌を育てて、豆乳ヨーグルトも作っています。
これはね、毎日完璧にできるわけじゃないんですよ(笑)。
うまくいく日もあれば、そうじゃない日もある。
でもそれでいいと思っていて、うまくいったときだけ食べる、
そのくらいのゆるさで続けています。
完璧じゃなくていい。
「ゆるっと趣味で作っている」感覚が、
長続きする秘訣かなと思っています。
特別なサプリを飲まなくても、毎朝の味噌汁とぬか漬けがあれば、
もうそれだけで腸への大きな贈り物になっていると感じています。
「乗り越える」より「整えていく」——今日から一つだけ
今日始めた味噌汁が、半年後の体をつくる
今日の話を聞いて「私はもう症状が出ているから遅い」と思った方もいるかもしれません。
でも、そんなことはないです。
腸内環境は、変えられるんです。
今日から始めた手作りの味噌汁が、3か月後、半年後の自分の体をつくってくれる。
よく言われることですが、
今の食生活が10年後の自分をつくっている
というのは本当だと思います。
「乗り越える」という言葉より、「整えていく」という感覚で。
劇的な変化を求めなくていいのです。
毎日の小さな積み重ねが、気がついたら体の土台になっています。
まず朝の一杯から

今日から一つだけ、やってみてください。
朝の味噌汁、一杯。
それだけでいいです。
そう思うと、少し気が楽になりませんか?
手作りじゃなくても、インスタントでも、まずは飲むことから。
続けることが、何より大切ですから。
腸を整えることは、体を整えること。
そして体が整うと、心も少しずつ静かになっていく。
更年期という言葉がちょっと怖い、という方にこそ、
まず今日の一杯を手に取ってほしいなと思っています。

山梨・東京で天然酵母パンと発酵食の教室を主宰しています。
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