梅雨の蒸し暑さに負けない発酵ごはん——火を使いすぎない台所の知恵

麹調味料

梅雨明けした地域と、まだ蒸し暑い関東。

湿度で体が重い時期に、

塩麹・醤油麹・甘酒・味噌・ぬか漬け・梅酢を使って、

火を使いすぎず、食卓を整える発酵ごはんの知恵を紹介します。

 

**************

発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。

東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!

全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。

田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと

東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。

 

毎朝メールより音声配信をしています。

このお話を音声で聞きたい方はこちらから

 

梅雨の蒸し暑さに負けない発酵ごはん——火を使いすぎない台所の知恵

 

梅雨明け前という時期は、夏バテというには、まだ少し早いかもしれません。

日本では沖縄や奄美、九州北部、中国地方、近畿などの順番に梅雨明けが発表されますね。

関西は梅雨明けしても、一方で、関東甲信はまだ梅雨明け前という状態。

同じ日本でも、もう夏に入っている地域と、まだ梅雨の蒸し暑さの中にいる地域がある、ということになります。

 

この梅雨明け前の時期は

湿度が高くて、体が重たい。

朝からすっきりしない。

 

台所に立つのも、少し億劫になる・・・という状態ですよね。

 

そんな季節に、発酵食や発酵調味料があると本当に助けられます。

今日は、頑張って料理をする話ではありません。

しんどい時ほど、発酵の力を借りる!

そんな台所の話です。

 

 

梅雨から梅雨明けの時期は、体が重くなりやすい

 

梅雨から梅雨明けにかけての時期は、気温だけではなく湿度が高くなります。

暑いというより、まとわりつくようなしんどさがあります。

 

体がだるい。

食欲が出にくい。

冷たいものばかり飲みたくなる。

 

でも冷たいものばかりとると、今度はお腹が冷えます。

内臓が冷えてくると、さらに食欲が落ちたり、体が重くなったりします。

 

この時期の過ごし方は、とても大事です。

今の体の整え方は、次の季節にもつながっていきます。

夏から秋にかけて、季節が切り替わる時期に影響が出やすいからです。

だからこそ、今の食事を大切にしてほしいと思っています。

 

とはいえ、すごく立派なものを作ろうとしなくていいんです。

梅雨明けした地域は、急に暑さが強くなります。

まだ梅雨の地域は、湿度でじわじわ体力を持っていかれます。

どちらにしても、台所に立つ人にとっては少ししんどい季節です。

 

そんな時は、

「今日はこれだけあれば大丈夫」

と思えるものを、台所にいくつか持っておくことが大事です。

 

そのひとつが、発酵食です。

発酵食は、毎日を整えるための特別な料理ではありません。

暮らしの土台になるものだと思っています。

 

 

発酵調味料があると、味つけを頑張らなくていい

 

蒸し暑い日に面倒になるのは、味つけを考えることです。

 

何を作ろう。

どう味を決めよう。

あと一品どうしよう。

 

こういう小さな判断が、疲れている時には重たくなります。

でも、塩麹、醤油麹、甘酒、味噌があると、味つけがとてもシンプルになります!

 

たとえば、鶏肉や魚を塩麹に漬けておきます。

あとは焼くだけ、蒸すだけ、茹でるだけです。

私はこの時期、鶏むね肉を塩麹に漬けておくことに本当に助けられています。

食事を考える時の負担が、ぐっと軽くなります。

 

✅ 醤油麹があれば、冷ややっこにのせるだけでも一品になります。

✅ 野菜に少し和えるだけでも、ちゃんと味が決まります。

✅ 甘酒は飲むだけではなく、ドレッシングや和え物にも使えます。

✅ 味噌はお味噌汁だけではなく、味噌だれにしたり、野菜につけたりできます。

 

発酵調味料のいいところは、味に奥行きがあることです。

たくさん調味料を足さなくても、発酵のうまみがあるので料理がまとまりやすくなります。

だから、疲れている日ほど助かるんです。

 

 

梅酢も、この時期の台所を助けてくれる

 

この時期にもうひとつ助けられるものがあります。

梅酢です。

梅干しを漬けている方は、梅雨明け後の天日干しを待っている頃かもしれません。

梅酢は何年も持つので、去年のものや、もっと前のものを少しずつ使うこともできます。

私は何年か前の梅酢も大切に使っています。

 

今の時期、梅酢は本当に助かります。

梅酢でサラダのドレッシングを作ると、さっぱりしてとてもおいしいです。

蒸し暑くて食欲が落ちやすい時にも、すっと食べやすくなります。

発酵調味料だけではなく、こうした昔ながらの保存の知恵も、台所の大きな味方です。

 

 

火を使いすぎない発酵ごはん

この時期は、台所で長時間火を使うのが本当に大変です。

だからこそ、火を使いすぎない工夫も大事です。

たとえば、

 

○きゅうりを塩麹で和える

○トマトに醤油麹を少しのせる

○ぬか漬けを切って出す

○甘酒を豆乳や水で割って飲む

 

こういうものは、立派な料理ではないかもしれません。

でも、体にとってはとてもありがたい一品になります。

私が主催している「ゆるり発酵サロン」では、6月にぬか床を仕込む強化期間を作りました。

今、ぬか漬けを食べてくださっている方も多いと思います ^ ^

 

 

ぬか漬けがあるだけで、食卓にひとつ発酵の味が加わります。

それだけで、気持ちも少し安心します。

 

甘酒も、この時期はとても便利です。

先日は発酵サロンのメンバーさんと甘酒アイスを作りました!

私は何種類か作って、常にストックしておきたいと思うくらい気に入っています。

この夏は、甘酒アイスにかなり助けられそうです。

 

 

火を使わなくても、発酵調味料があるだけでちゃんと味が決まります。

ここが発酵のすごいところです。

手を抜いているようで、実は台所の知恵が詰まっています。

 

 

「ちゃんと作らなきゃ」を手放していい

暑くなってくると、料理をする人は本当に大変です。

 

家族の健康も考えたい。

でも、自分もしんどい。

栄養のあるものを食べさせたい。

でも、台所に立つ気力がない。

 

そんな日もあります。

私は、そういう日は「ちゃんと作らなきゃ」を少し手放していいと思っています。

ご飯とお味噌汁。

ぬか漬け。

塩麹で味をつけた簡単なおかず。

冷ややっこ。

甘酒。

それだけでも、十分に体を支える食卓になります。

 

発酵食がある暮らしの良さは、特別な日にすごい料理を作れることではありません。

 

何も作れないと思った日でも、

「これがあるから大丈夫」

と思えるものがある。

それが、発酵食の支え方だと思っています。

 

 

冷たいものに、発酵のうまみを足していく

蒸し暑くなると、冷たい飲み物や冷たい麺類が増えます。

もちろん、それが悪いわけではありません。

暑い日は、さっぱりしたものが食べたくなります。

でも、それだけが続くと体の中が冷えて、胃腸が疲れてしまうことがあります。

 

そんな時に、発酵食を少し足すだけで、食事のバランスが変わります!

たとえば、そうめんの日。

薬味に味噌だれを少し添える。

冷たい麺に、塩麹で和えた野菜を合わせる。

冷ややっこに醤油麹をのせる。

お味噌汁を冷たい味噌汁にしてもいいと思います。

 

冷たいものを我慢するのではなく、発酵のうまみやミネラルを少し足していく。

そうすると、夏に向かう体をやさしく整えていけます。

 

 

発酵ごはんは、未来の自分への差し入れ

発酵食のいいところは、元気な日に仕込んでおくと、しんどい日の自分を助けてくれるところです。

塩麹を仕込んでおく。

醤油麹を作っておく。

甘酒を作っておく。

ぬか床を育てておく。

味噌を持っておく。

 

これらは全部、その日の料理を助けてくれます。

発酵ごはんは、未来の自分への差し入れのようなものです。

今日の自分が少しだけ手を動かしておく。

そうすると、明日の自分が助かります。

来週の自分も助かります。

 

暑くて何もしたくない日に、台所にある発酵調味料が助けてくれる。

これが、手作り発酵のいいところです♪

 

 

完璧ではなく、戻れる味を持つ

発酵食は、もっとゆるくていいと思っています。

毎日完璧に作らなくてもいい。

全部手作りしなくてもいい。

忙しい日は、買ったものに頼ってもいい。

 

でも、自分の中に「戻れる味」があると、暮らしはとても強くなります。

味噌汁を飲むと落ち着く。甘酒を飲むとほっとする。

体が整う感じがする、発酵調味料でいつものおかずがおいしくなる。

 

気持ちから入ることも、とても大事です。

梅雨の蒸し暑さや、これから来る夏の暑さの中で、戻れる味を持っておくこと。

それが、毎日の支えになります。

 

 

梅雨から夏へ向かう台所の知恵

 

今日は、梅雨の蒸し暑さに負けない発酵ごはんについて書きました。

夏バテ本番というより、今はその手前の、湿度で体が重くなりやすい時期。

 

そんな時こそ、発酵食や発酵調味料が台所を助けてくれます!

あるだけで味つけが楽になり、食卓が整いやすくなります。

 

ちゃんと作れない日があってもいい。

発酵の力を借りながら、無理なく食べる。

 

それが、梅雨から夏へ向かう時期の台所の知恵だと思っています。

 

 

📩 メルマガ登録はこちら

メルマガでは、自家製酵母パン作り、発酵食のある暮らし、昔ながらの自然な生き方について発信しています。メルマガ読者さん限定でお届けしています。

 

 

\もっと発酵を楽しみたいあなたへ/

発酵情報や発酵講座の最新情報は、メルマガで配信中です♪

👉 📩 メルマガ登録はこちら

ぱん蔵の気ままなメルマガをお送りしています。

田舎暮らし自然食、パン作りのコツ、レッスンのことなど

その時感じたことを毎朝音声配信しています。

興味のある方は登録してみてくださいね!

 

発酵教室について

発酵教室では伝統食、保存食を中心に昔ながらの知恵を楽しく作っていくレッスンを行っています。

発酵クラスでは3本の柱を作っています。

基本は

「味噌」

「梅干」

「たくあん」

この3つがあれば人は元気に生きられるんです!

みんな伝統食で保存食ですね。

麹調味料食と健康

コメント