「グルテンフリー」も
「腸活」も
実はそれほど古い言葉ではありません。
祖母の台所にあった、名もなき発酵食のお話です。
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発酵食品を手作り、田舎暮らしを実践している椿留美子です。
東京から家族で移住、のんびり・・と思いきや、全く忙しい!
全然スローライフじゃないよ〜、と思いながらあたふたしています。
田舎暮らしの知恵と奥深さをお伝えしたいと
東京と田舎を行ったり来たりしながら発酵教室を開催しています。
毎朝メールより音声配信をしています。
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私にとって、グルテンフリーも腸活も関係ない話——昔ながらの暮らしにあった言葉のない答え
最近、グルテンフリーとか腸活とか、いろんなところでこの言葉を聞くようになったと思うんですよね。
私自身も、この言葉を使うことがあります。
でも実は・・・
この言葉たち、私にとってはあまり関係のない話でもあるんです。
昔ながらの自然な生き方の中には、
グルテンフリーという言葉も、腸活という言葉も、聞いたことがありませんでした。
そんな言葉がなくても、
体にいい暮らし、日本人に合った暮らしというのは、ちゃんとそこにあったんです。
いつから聞くようになった言葉なのか
「腸活」はコロナ禍に広まった言葉

「腸活」という言葉、いつから聞くようになったのか、少し調べてみました。
この言葉は2015年頃、「菌活」というブームの中で定着し始めた言葉だそうです。
ヨーグルトや乳酸菌飲料の商品がぐっと増えた時期でした。
ただ、その頃はまだニッチな健康用語というイメージで、
大きく一般に広まったのは、コロナ禍、2020年から2021年頃だったようです。
外出自粛でお家ご飯が流行った時期に、免疫への関心が高まったり、腸活への意識が高まった人が半数以上にのぼったというデータもありました。
「グルテンフリー」は米粉ブームから広がった言葉

「グルテンフリー」については、海外のあるテニス選手の有名なエピソードがあります。
グルテンが体に合わないことに気づき、グルテンフリーの食生活に変えたことでパフォーマンスが上がった、というお話です。
これが広まるきっかけになったと言われています。
日本では、2009年から2012年あたりの「第一次米粉ブーム」がありました。
小麦粉の代わりとして米粉に注目が集まった時期で、そこからグルテンフリーを軸にした流れへとつながっていったようです。
そう考えると、私が子供の頃、20代や30代の頃も、あまりそういう意識はなかったなと思います。
祖母の台所にあった、名もなき発酵食
味噌汁、ご飯、漬物——当たり前にあった発酵食

私が子供の頃、祖母も一緒に暮らしていました。
母が働いていたので、祖母がご飯を作ってくれることが多かったんです。
その時のことを思い出すと、自然に発酵食がそこにありました。
ご飯、味噌汁、漬物。
そんな、ごく普通の食卓です。
金曜日のカレーと、祖母のたくあんの煮物「炒りごうこ」
毎週金曜日は、カレーの日でした。
祖母が作るカレーには、必ずポテトサラダがついていました。
当時の私にとって、ポテトサラダは少し洋風な食べ物で、それが嬉しかったのを覚えています。
そしてもうひとつ、私が好きだったのが、祖母の作るたくあんの煮物です。
「炒りごうこ」と呼んでいました。
私の地元では、たくあんのことを「お香こ」と呼んでいたんです。
一般的には「香の物」という言葉が漬物を指すことがありますが、私の地元ではそれがたくあんそのものを指す言葉でした。

当時は、腸にいいものだなんて、考えたこともありませんでした。
でも今思えば、あれは全部、季節のもの、保存食としての発酵食だったんですよね。
この「炒りごうこ」は私が主催する発酵教室の
「たくあん作り講座」のランチで皆さんに食べていただくこともあります。
言葉がなくても、そこにあった生き方

グルテンフリーも腸活も、体にいいことを表す便利な言葉だと思います。
私自身、皆さんに届きやすい言葉だと思って使わせていただいています。
でも、そんな言葉ができる前から、
そういう生き方というものがあったなあ、と思います。
味噌汁を作る。
ご飯を炊く。
漬物を漬ける。
季節のものを、保存食にする。
それはただの暮らしであって、健康法だという意識すらありませんでした。
もちろん添加物もそうですね。
添加物がないのが当たり前。
なので「無添加」という言葉も自然食にとってはあまり関係のないことですね。
意識すらなくても、結果としてそれが体に優しい、日本人に合った暮らし方だった。
言葉やトレンドを追いかけるよりも、そうやって
昔ながらの生き方に立ち返ることに、私は価値を感じています。

まとめ——肩書きや流行語がなくても
今日は、祖母の台所にあった、名もなき発酵食のことをお話ししました。
そして、グルテンフリーや腸活という言葉が、実はそれほど古い言葉ではないということもお話ししました。
肩書きや流行語がなくても、
日本人に合った昔ながらの暮らし方はそこにあったんだなあ・・・
としみじみ感じています。
そのことを、今日は皆さんにお伝えしたいと思いました。
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